年末年始のお酒はどう乗り切る?
何かとおつきあいも多い、年末・年始。宴会続きの生活で気になるのは、体調管理です |
そして、宴席の席に欠かせないものといえばお酒。おいしい料理とともに、いただくお酒は、本当に良いものです。思わぬ相手とお話がはずんで、新しい展開が見えるというのは、仕事でもプライベートでもあるものですね。
しかし、お酒には思わぬ落とし穴もあります。飲み過ぎて二日酔……ぐらいならまだかわいいものですが、アルコールそのものが体に与える影響を考えると、長期間に渡って過度の飲酒を続けることは、がん予防の観点からも避けなくてはなりません。
今回は、お酒を楽しむためには欠かせない、お酒の適量についてお話します。
お酒の強い・弱いは何で決まる?
お酒の強い・弱いは体の中にある、アルコールを代謝する際の酵素の違いによって決まります |
この違いは、何で起こるのか? それは、体質の違いです。簡単に言うと、アルコールの分解する能力の違いで起こります。
体内に摂取されたアルコールは肝臓で分解されますが、その際にアセトアルデヒドという物質に変わります。アセトアルデヒドは、さらに分解されて酢酸に変わり、最終的には水と二酸化炭素に変わります。
アセトアルデヒドを分解する酵素には3つのパターンがあり、これがすなわち、上記のような3つの飲酒のパターンと一致します。体に対する毒性が高い物質なので、飲酒の際には注意が必要です。
次のページでは、要注意な飲酒パターンとお酒の適量についてお話します。