飲酒・アルコール/飲酒・アルコールが招く病気

鍛えられて飲めるようになった人は要注意!(2ページ目)

「酒は百薬の長」と言いますが、やはり飲み過ぎは禁物。飲みすぎとがんの関係、正しく知っていますか? 人によって違うお酒の適量と、お酒を適量に保つコツをご紹介します。

狭間 研至

執筆者:狭間 研至

医師 / 癌ガイド

「お酒は鍛えて強くなった人」は要注意!

お酒は鍛えて強くなった人
意外かもしれませんが、昔はあまり飲めなかったけれど、社会人になって鍛えられて今では飲めます、という方が要注意です。
お酒をたくさん飲まれる方でも、顔色一つ変えない方と、真っ赤になりながら、ぐびぐび飲む方がいらっしゃいます。

皆さんの中でも、大学でのクラブ活動や、社会人になってからの会社のおつきあいの中で、お酒は鍛えられた、という方はいらっしゃると思いますが、その多くが、おそらく、「真っ赤になりながらも飲める」と言う方だと思います。

結論から申し上げると、そういう方が要注意です。というのは、顔が真っ赤になるということを、体に負担のかかるアルデヒドを分解する能力が低く、いわば、比較的高濃度のアルデヒドに体がさらされる時間が長くなるからです。

口腔、咽頭、食道、胃といったお酒の通り道のがんおよび、アルコールが分解される臓器である肝臓のがんとお酒の関係は、近年の研究によって明らかにされています。

宴席続きのシーズンではありますが、顔色一つ変えない方と飲み比べをすることは、私のようにビール一杯で真っ赤になるようなタイプの人にとっては、避けた方が良いと言えます。


これなら安心? お酒の適量の目安

お酒の適量
お酒を楽しむためには、適量が大切ですが、その適量とは一体どういうものでしょうか。
とはいえ、適量のお酒は、本当に楽しいものです。体を壊さないように、おいしいお酒をいただくことは、生活を豊かにしてくれますね。

では、お酒の適量とは、どれぐらいでしょうか?

大まかにいうと、日本酒換算で2合までと考えるとよいでしょう。ちなみに、日本酒1合は、ビール1本、ウィスキーシングル2杯、ワイン1/3本などと同じですので、活用してみて下さい。

週に1~2日は休肝日を確保することもお忘れなく。

楽しいお酒で、楽しい時間を過ごしたいものですね!


【関連リンク】
お酒を片手にタバコをプカプカ……は避けましょう⇒がん予防の第一歩!今日から始められる禁煙(All About がん・がん予防)

アルデヒド代謝の詳しい情報はこちら⇒アルコールと発癌(独立行政法人 久里浜アルコール症センター)

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