北欧で50歳以上を対象とした報告ですが、飲酒習慣が冠状動脈疾患を予防する事がわかりました。お酒好きには嬉しい報告ですね。適量飲酒を心がけて、上手にお酒を飲みましょう。

そもそも冠状動脈疾患とは?

冠状動脈(coronary artery)
冠状動脈が狭くなると狭心症や心筋梗塞の原因となります。
冠状動脈疾患と言われても少し専門的ですね。「冠状動脈」とは、心臓が心臓自身に血液を送る動脈の事です。冠状動脈が狭くなって血液の通りが悪くなると、まず「虚血性心疾患」という症状が起こります。狭心症や、さらに重症の心筋梗塞のことです。冠状動脈疾患、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞は、ほぼ同じ範疇に入る病気です。

冠状動脈疾患の予防には、動脈の内腔を狭くしない事がまず重要です。日本人の場合、特に糖尿病、高血圧だと、冠状動脈の内腔が狭くなりがちです。糖尿病と高血圧が冠状動脈疾患の危険因子である事が分かっています。

サラサラ血液で、冠状動脈疾患を予防

冠状動脈疾患は、固まりにくい血液を保つことで予防できます。

狭心症の場合は心筋梗塞を予防するために、心筋梗塞の場合は再発作を予防するために、血液を固まりにくくする薬を飲みます。凝固因子が多くて、血小板の機能(凝集能)が高いと血液は固まりやすくなるため、凝固因子を減らす薬と血小板の機能(凝集能)を抑制する薬を飲むことになります。

薬を飲んでいなくても、凝固機能・血小板機能(凝集能)には、個人差があります。この個人差には生活習慣が関係しています。

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