暦の上ではもう秋とはいえ、まだまだ残暑の厳しい今日この頃。もうそろそろ夏の疲れが一気にどっとくるころですね。
話は変わりますが、ガイドは今年、生まれて初めてにがうりを食べました。感想は「名前のとおり苦いけど、体に良さそう。ガイドとしては結構好きな味だなあ」といったところでした。
そこで調べてみると、日本では沖縄のゴーヤチャンプルーなどが有名ですが、実は世界各国で栽培されていて、中国=涼瓜(リョンクワ) ベトナム=コークワ、タイ=マラ、フランス=モモルディク イギリス=バルサムペアなどと呼ばれています。そして、中国では牛肉と炒めたり、タイではカレーに利用、ベトナムでは、豚肉とえびをゴーヤに詰めスープにと、暑い季節に食べる定番の夏野菜だということです。
というわけで、今回は夏の疲れにきく野菜~にがうり特集
をすることにしました。
にがうり基礎知識
にがうりは熱帯アジア原産のウリ科の一年草で、名前のとおり、独特の苦味があります。きゅうりに似ていますが、見ようによってはグロテスクで、表面に凹凸のいぼがあります。ちなみにあのいぼは、そこに水分を蓄え、雨の少ない地域でも対応できるように発達したそう。ゴーヤ、つるれいしとも呼ばれます。日本には江戸時代くらいに入ってきました。 もともと夏野菜ですが、最近はハウス栽培も多く、一年中手に入ります。
にがうりが夏の疲れに効くのは・・
まず、なんと言っても ビタミンCが豊富!他の野菜と比べると、トマトの5倍くらい、きゅうりの10倍近くも含まれています。しかも、にがうりのビタミンCは加熱してもこわれにくいのが特徴。(ただし長時間茹でると水に溶け出してしまいますが)。ビタミンCは夏風邪予防になります。またビタミンCは喫煙やストレスで大量に消費されるので、思い当たるふしのある方は要チェック。
そして、あの独特の苦味成分は「モモルデシン」と言う成分で、胃腸を刺激して食欲を増進させる効果もあるので、夏ばて予防に効果的。
ただし、きゅうりと同じで体を冷やす作用があるので、冷え性の方は取りすぎは禁物です。
にがうりをおうちに買って帰るにあたって・・・
選び方と保存方法
短くて太く、表面のいぼが張りがあって、細かく密になっているものを選びます。色が均一なものがよいとされています。
保存するときは、種から痛むので、種をくりぬいてからラップで包んで冷蔵庫へ。