メタボの危険因子:高血糖の行方
厚生労働省によると、「糖尿病が強く疑われる人」の690万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」の680万人は、合わせて全国に1,370万人いると推定されています。しかし、糖尿病で治療を受けている人は約212万人しかおからず、糖尿病が放置されている状態です。糖尿病は管理が可能な病気ですが、一度なったら治らないので、一生病気と向き合うことになります。きちんと管理されていない糖尿病は合併症は深刻で、人工透析を始める人は年間に1万3000人以上です。週に2~3回、透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。その他にも厳しい食事制限、交通の手配など難しい部分が多く出てきます。日本での透析患者数は約25万人で、その約42%が糖尿病によるものです。人口当たりの透析率は世界でトップです。日本の約2倍の人口数であるアメリカの透析の合計数と同じくらいです。失明になる人も年間3500人以上に及びます。
その他にも、神経障害により手足の怪我や火傷に気づかなくなったり、壊疽により足の切断につながることもあります。年間約3000人以上の人が切断するといわれています。日本人のほとんどの糖尿病は、生活習慣が原因で起こる糖尿病です。遺伝によって、糖尿病になりやすい体質はあっても、本気で予防に取り込めば防ぐことが可能な病気です。
いかがでしたでしょうか?健康的な食習慣・生活習慣を身につけて、病気になるリスクを下げるように心がけましょう!
【関連リンク】
■もしボーダーライン糖尿病といわれたら……(All About 療養食・予防食)
■おいしく作る「塩分控えめ料理」のコツ(All About 療養食・予防食)
■悪玉コレステロールを改善する5つのコツ(All About 療養食・予防食)
■失敗するダイエット、成功するダイエット(All About 療養食・予防食)
■食べて改善! メタボリックシンドローム(All About 療養食・予防食)
■「食物繊維」の偉大なる健康効果!(All About 療養食・予防食)