朝はやる気が出ない… 朝のやる気をアップさせる2つの方法
憂鬱な朝。気持ちを切り替えて、ポジティブシンキングで出社する良い方法はないのでしょうか?
■体に刺激を与える
・コーヒーや紅茶を飲んで気持ちを落ち着かせる
・栄養ドリンクを飲む
・シャワーを浴びてリフレッシュする
・冷たい水で顔を洗う
・甘いものを食べる
■気持ちをポジティブにする
・お気に入りの音楽を聴く
・週末のことを想像する
・仕事が終わった後の楽しいことを想像する
・気合いの掛け声を出す
・いつもより少し気分の上がる服を身につける
朝のぼんやりした気分を目覚めさせる、体への良い刺激
食後には1杯のコーヒーを。カフェインの摂取は心身を目覚めさせる良い方法のひとつ
即効性のある“眠気覚ましドリンク” としては、コーヒーや紅茶、栄養ドリンクがあります。コーヒーや紅茶には覚醒作用のあるカフェインが含まれ、栄養ドリンクにも含有されたものがたくさんあります。ただし、これらを「起き抜けの1杯」にしないことが肝心です。空腹時のカフェインは胃を壊しやすいので、少量でも食事をとってから飲むようにしましょう。
とはいえ、食欲のない朝もあるでしょう。そんなときに、少しでも口に入れておくとよいのが「甘いもの」です。ブドウ糖は、脳を働かせる重要な栄養源です。起床後、だるくてやる気が出ないときには、角砂糖一粒でも、チョコレートの一かけらでもよいので、素早くブドウ糖を摂取できる甘いものを口にするとよいでしょう。
また、起床時には体が冷えていることが多く、だるくなりがちです。そこで、少し熱めのシャワーを浴びると体がほどよく温まり、体が活性化しやすくなります。ただし、長くシャワーを浴びると疲れてしまうので、5分程度でさっと終えるのがコツです。逆に、洗顔は冷たい水で行うとよいでしょう。顔や手などの局所に冷水で刺激を与えると、体と気分が引き締まります。
朝のやる気アップにつなげる!気分をポジティブにする効果的な方法
だるくても、休めない朝もあります。そんな時には気分を少しポジティブにさせる方法を試してみましょう
疲れがちな朝のBGMには、ロックや交響曲のようなダイナミックな曲より、ぼんやりした気分に合う曲を選ぶ方がよいでしょう。音楽には「同質の原理」があり、そのときの気分に適した曲を選ぶと、気持ちが楽になります。起床後のぼんやりした頭には、ボサノバ、モーツァルトの室内楽などから始め、徐々にテンポの良いポップスなどに移行するのがお勧めです。
ファッションで気持ちを前向きにしたい場合には、ぜひカラーコーディネートを工夫してみてください。オフィスでは、黒、グレー、紺、ブラウンなどの落ち着いた色合いを基調にした服を着ている方が多いと思いますが、鮮やかなネクタイやスカーフを使って気分の変化を楽しんでみてください。直感で少し気分が上がる色を身につけ、やる気をアップさせましょう。
週末や退社後の楽しみに思いを馳せるのも、効果的です。そのためには、仕事以外に取り組める「課外活動」を持っておくとよいかもしれません。生活には、仕事や家事、育児などの「アウトプット」と、勉強、情報収集、筋トレなどの「インプット」、そして気晴らし、趣味などの「パスタイム」という3つの要素をバランスよく組み入れることが大切だと私はよくお伝えしています。このあたりは、別記事「どうして会社に行くのが嫌なのか?」もあわせてご覧ください。
特に週の半ばごろには、モチベーションが下がりやすくなるので、水曜日の夜あたりに「インプット」や「パスタイム」を設定するのがお勧めです。たとえば、習い事やスポーツジムは、インプットもパスタイムも楽しめる好例です。その日が来るのを楽しみにすると、朝の気分は少しだけアップします。
そして家を出る直前には、ぜひ自分を元気づけて出勤したいものです。家を出る前に、鏡に向かって「今日も1日頑張るぞ!」と自分に言い聞かせてみてください。そして、通勤途中ではやるべきことを手帳でチェックしたり、仕事で使う資料に目を通したりして、頭を「仕事モード」に切り換えていきましょう。
出社したくない朝には、ぜひ以上のような方法をぜひ参考にしてやる気をアップさせてみてください。ただし、こうしたことをやる気になれない、朝の憂うつ気分が長引くという場合にはメンタル不調のサインかもしれませんので、早めにメンタルの専門医を受診して相談されることをお勧めします。
【関連記事】