辛いストレスは自律訓練法で解消して、グッスリ眠りましょう! |
【目次】
■ 自律訓練法をさらに究めたい ⇒ P.1
■ 心臓が脈打っていますか? ⇒ P.1
■ 仕上げの3つの練習です ⇒ P.2
■ 起きたいときに目覚めるスキル ⇒ P.3
自律訓練法をさらに究めたい
安静練習から四肢温感練習までは、全ての自律訓練法の基礎となるものです。ここまでの段階をしっかりとマスターしていると、とても簡単にリラックスした状態を作り出すことができます。現在、とくに不眠の原因となる病気がなく、効率のよい睡眠のために自律訓練法を行おうとしている人は、四肢温感練習までマスターできれば十分に役に立ちます。
ストレスが強く、神経症や心身症の状態にある人は、さらに進んで心臓調整練習から額部涼感練習までマスターするとよいでしょう。この際、自分1人での練習が思うように行かないときには、専門書で勉強したり、専門家の指導を仰ぐなどして、正しい自律訓練法を身につけてください。
心臓調整練習から先も、落ちついた心身の状態で公式化された言葉を心の中で繰り返すのは、これまでと同じです。ここからは、各段階の練習の大まかな進め方と、注意点のみを述べます。
心臓が脈打っていますか?
心臓は、1分間に60~90回ほど拍動しています |
そんなときは、最初のころだけ、あおむけ姿勢で利き腕を左胸に乗せて行うと心臓の動きを感じやすくなります。利き腕の肘の下に、小さなクッションなどを入れておくと、腕に余分な力が入らなくなります。
心臓の動きを感じたら、第3公式の「心臓が(自然に)静かに規則正しく打っている」を、これまでの言葉に続けて繰り返します。
具体的には、「気持ちが落ち着いている……気持ちがとても落ち着いている……両腕両脚が重たい……両腕両脚がとても重たい……両腕両脚が温かい……両腕両脚が重くて温かい……心臓が静かに規則正しく打っている……心臓が自然に静かに規則正しく打っている……」となります。
医師に心臓の病気を指摘されている人や、はっきりと診断されていなくても自分で心臓が悪いと思っている人は、この心臓調整練習を行わず、次の呼吸調整練習に進んでください。
次のページでは、呼吸や腹部、額部の練習について、解説します。
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