ヒトの不眠最長記録は11日間
長時間、眠らないでいると、脳細胞が死んでいきます |
では、人間が長時間眠らないと、どうなるのでしょうか? 死ぬまで眠らせない実験はできませんが、睡眠専門医師が立ち会った最長記録は、アメリカの高校生が達成した11日間、正確には264時間です。この不眠マラソンの間、特に深夜から早朝には、分析や判断、記憶、知覚、運動の面で大きく能力が低下してしまいました。
事故、ミス……不眠が招く悲劇
睡眠不足は、大惨事につながることがあります |
また、1986年に起こった、スペースシャトル「チャレンジャー」号の爆発事故を覚えていますか? 初の民間人や黒人、日系人を載せて打ち上げられたわずか73秒後に、大爆発を起こして乗員全員が死亡しました。直ちに事故の調査が行われましたが、その結果は衝撃的なものでした。なんと事故の原因は、打ち上げの担当者たちが、重度の睡眠不足に陥っていたことだったのです! 睡眠をもっと重視していれば、こんな大惨事は起きなかったのかも知れませんね。
今回は、睡眠の働きや睡眠中に体の中で起こっていることを解説し、不眠の恐ろしさについて実例を挙げてご紹介しました。皆さんも、睡眠の重要性を十分に理解した上で、快適に眠るように心がけましょう。
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