ピーターラビットも飲んだカモミールティー
有名なイギリスの童話「ピーターラビット」のお話の中で、ピーターがお腹をこわした時に母うさぎが作ってくれたのが、カモミールティー。 すでに古代エジプトや古代ローマの時代から、痛みの鎮静薬、婦人病の薬として、その薬効が活用され、女性特有の症状に個用いられたことから、別名「マザーハーブ」とも呼ばれています。カモミールに含まれている精油成分の働き
では、カモミールの効用について詳しく見てみましょう。・風邪の初期症状・月経痛の緩和
カモミールは、体を温め発汗させる作用があるので、ヨーロッパでは、子どもが風邪の初期症状を緩和する薬茶として利用されています。また体が温まり血行がよくなることで月経痛を癒す効果も期待できます。
プランターでフレッシュなカモミールを育てるのはめんどうという方は、ドライカモミールをどうぞ。 |
カモミールの花に含まれる精油には、神経を鎮めリラックス作用があるので、安眠に導き、疲労を回復する効果が知られています。次のページで不眠解消のレシピをご紹介しますね!
粘膜の炎症を鎮める
精油成分アズレンには炎症を鎮める働きがあり、特に口腔粘膜から食道、胃腸までの、消化器系の粘膜の炎症を抑えると言われてます。
口臭は、歯肉炎など口の中の炎症が原因となる場合が多いのですが、その場合にはカモミールティーを飲んだり、少し冷ましたティーをしばらく口に含んでおくと、歯肉炎・口臭予防に役立ちます。
抗酸化作用
カモミールティーがガン予防に役立つと2002年にテレビ番組で取り上げられた事がありました。これは、カモミールに含まれているフラボノイド色素「アビゲニン」に抗酸化作用があるためです。
どれくらいの量を飲めば有効なのかなど不明な点もありますが、確かに「アピゲニン」という成分には、生活習慣病やアレルギーなどを引き起こす活性酸素を抑える効力が認められています。
*野菜に含まれる個別成分の人における影響に関する研究調査(独立行政法人 国立健康・栄養研究所)などにリストアップされています。