SOHOオフィスの環境作り(2ページ目)

インキュベーション施設型

アドバイザーから助言が受けられるインキュベーション施設も多い

インキュベーション施設とは、自治体や企業支援をおこなっている会社、NPO法人などが管理するSOHO向けの賃貸スペースです。賃貸SOHOオフィス型と大きく異なる点は、不動産契約に伴う保証人や敷金、礼金といったようなシステムが必要ない施設が多いことが特徴。部屋を借りるというよりは、パーテーションで仕切られたスペースを借りるといった方がイメージは近いでしょう。

■メリット

• 安価で仕事場を確保できる
• 来客対応がビジネスモードでできる
• 共に利用しているSOHOと交流ができる
• 経営などのアドバイスを受けることができる（支援を行っている場合）

■デメリット

• 共同スペースであるため勝手がきかない
• 利用しなければ料金だけを支払っていることに

インキュベーション施設を利用する最大のメリットは、同じ規模感の仲間に出会いやすいということ。少ない人数で作業を行うSOHOにとって、他業種の仲間を作ることは、様々な仕事をこなしていくためにも大切なことです。

自分の器にあった作業場所を

SOHOのオフィス環境についてケースをご紹介してきましたが、一番大切なことは自分の器にあった環境をつくることです。家賃は毎月の固定費として重くのしかかってきます。経営者として事業計画をたて、まずは自分の身の丈にあったオフィス環境を整えることが重要です。

【お役立ちサイト】
・北海道中小企業総合支援センター
北海道のインキュベーションセンターを地域別、業種別に紹介。

・中小企業支援サイト B・PeP
仙台市内の中小企業事業者や創業を考える方むけに、総合的な支援をおこなっている。インキュベーション施設も有。

・関東経済産業局
経済産業省の地方ブロック機関。関東における起業・新事業支援施設を紹介。

・関西IMネットワーク協議会
福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、奈良県のインキュベーション施設を管理。インキュベーションマネージャーによる起業支援も実施。

・北九州テレワークセンター
北九州市のベンチャー企業の育成・支援を目的とした「起業家育成支援施設」を紹介しているサイト。財団法人北九州産業学術推進機構が運営。