SOHOで働く/SOHOのオフィス環境

SOHOオフィスの環境作り

あなたはどんな環境で仕事をしていますか。SOHOワーカーの様々なオフィス環境についてご紹介します。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

SOHOワーカーのオフィスは、大きく分けると3つのタイプに分類されます。それぞれに特徴を紹介していきますので、自分に適したタイプを考慮してみましょう。

仕事環境についても、インターネットさえ整っていればどこでも起業ができると思われがちですが、守秘義務の遵守などほかにも整備しなければいけないポイントがいくつかあります。合わせて確認していきましょう。

SOHOの自宅リビング、個室型

SOHOパソコン
自分が一番仕事がしやすい環境とは。職種や個性にあわせて考えてみましょう
初期費用をかけずに仕事場を確保できるのが、現在住んでいる自宅を作業場所とした「自宅リビング、個室型」ケース。

■メリット
  • 家賃を経費として申告できる(持家の場合は異なる)
  • 通勤がない
  • 家事、育児、介護などと両立しやすい
■デメリット
  • 仕事の情報が家族に伝わりやすい(守秘義務契約違反)
  • 打ち合わせスペースが自宅になってしまう
  • 電話に家族が出るなどビジネスイメージが薄くなる
  • 賃貸や社宅の場合、法人登記ができない可能性が高い
  • 仕事場として自宅を公開しなければならない
このタイプで絶対に注意しなければいけないのは、「仕事の情報を家族に教えないこと」です。仕事そのものの話はもちろん、その業務により知りえた内容も他言してはいけません。家族がクライアントの競合他社の場合もあります。

パソコンの管理も徹底しましょう。企業秘密だったデータがネット上に漏洩した例では、作業を行っていた本人ではなく、大学生の息子がそのパソコンを使用したために起こったケースもあります。仕事で使用するパソコンは、家族のパソコンと独立させパスワードなどをかけるなど、管理を徹底しましょう。

個人事業主ですから、自宅を仕事場として公開しなければいけないことになります。プライベートな場所をネット上や得意先に公開したくない場合は、「住所」や「電話番号」だけを借りるバーチャルオフィスサービスもありますので利用してみましょう。

賃貸SOHOオフィス型

自宅住居のほかに、仕事場所としていわゆる「住居兼事務所」を借りて仕事を行うケース。

■メリット
  • 仕事とプライベートを分けられる
  • 来客対応がビジネスモードでできる
  • 好きなインテリアに統一できる
■デメリット
  • 固定費として賃貸料がかかる
  • 机、椅子など初期投資が必要
デメリットがあまりないように思われる賃貸SOHOオフィス型ですが、毎月決まった固定費がかかってしまうという最大のデメリットがあります。収入が安定していない場合は、貯金を削って家賃を支払っていかなければなりませんので覚悟も必要。

【お役立ちサイト】
SOHOオフィスナビ
東京都内の賃貸オフィス・住居兼事務所で使えるマンションが検索できる。

レンタルオフィスイエローページ
全国のレンタルオフィスや小規模な事務所向け物件を検索できるサイト。

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