仕事のトラブル、人間関係は派遣先に相談
派遣先で仕事上でのトラブル、人間関係の悩みなどが発生した場合、派遣先の苦情届け出先や指揮命令者などに相談も可能です。就業開始時に発行される就業条件明細書に、派遣先責任者および苦情届出先部署や担当者が書いてあるかどうか確認してください。派遣先への相談内容例は
- 仕事上の疑問点やトラブル
- 社内や取引先などの人間関係・セクハラなど
- 休暇取得について
派遣会社、派遣先にも相談できない場合は第三者機関に
派遣会社にも、派遣先にも相談できない悩みを抱える場合もあるでしょう。人間関係のトラブルなどで、どちらにも相談しにくいけれど、1人で解決方法が見つけにくい時、頼りになるのが第三者機関。登録派遣会社や派遣の契約内容に関わらず相談が可能。労働局内に設置されている総合労働相談コーナーは、労働条件やいじめなど労働問題に関する相談を無料で受けてもらえます。
社団法人日本人材派遣協会の相談センターでは、派遣で働く上での苦情や相談、キャリア相談などを相談料無料で受け付けています。
相談内容例は
- 契約上のトラブル
- キャリア相談
- 人間関係の悩み
- 労働問題全般
先の2つの相談先と大きく異なる点は、派遣で働く人からだけではなく、派遣先など、派遣に関わる様々な立場の人から相談が寄せられること。相談内容を総合的に判断し、中立的な立場から解決方法を提案してもらえることでしょう。第三者の相談先として、
・労働総合相談コーナー
・財団法人日本人材派遣協会 相談センター
があります。
相談する時に気をつけたいこと
派遣を続けていると、派遣社員同士で仲良くなったり、派遣先の社員と仲良くなったりすることもありますよね。同じ派遣社員という立場ですし、仕事や人間関係のことを話したときに、最も具体的に理解してもらえる相手です。だからといって、すべてを話してしまうのはどうでしょうか。派遣社員同士でも、就業条件が異なっている場合が少なくありません。時給の話や契約内容の詳細まで話してしまってから、相手との間に壁が生じてしまうことも。
派遣先の社員に相談する際も、あまり感情的にならないようにした方が賢明です。社員同士のつながりは強いことも多く、人間関係の悩みを派遣先の社員に相談したら本人に伝わってしまうといことも十分あり、トラブルに発展する可能性も。
どうしても話したいときは、気のおけない友人にちらっと話して、後は好きなことをして発散し、気持ちを切り替える方をお勧めします。
派遣会社、派遣先、第三者機関の3つを組み合わせて、すっきりした気分で働けるよう、悩みやトラブルを上手に解決し、時には友人も頼って楽しく前向きな派遣ライフを送って下さいね。