コンサルタントで働く/コンサルタントの転職ノウハウ

コンサルティング業界の転職事情(2ページ目)

ノウハウが必要なコンサルタントへの転職。転職を成功させるために、ぜひとも押さえておきたい事情とノウハウについて解説しました。

執筆者:大石 哲之


業界専門のエージェントなどを活用すべし

コンサルタントへの転職にあたっては、独自に転職活動を行うより業界に精通したエージェントを利用することをお勧めします。大きな理由は3つあります。

1つは、情報収集の視点。まず、仕事内容をしっかりと見極める必要があります。多くの転職サイトなどではコンサルタント職という名前の下に、非常に幅の広い仕事が混在しています。なかには個人向けの資産運用アドバイスなどにもコンサルタントという肩書きがついていたりと、その定義は曖昧。コンサルタントという名前だけで飛びつくのではなく、会社ごとに実際の仕事内容をしっかり見極める必要があります。業界に精通したエージェントを通して、情報を集めるべきです。

業界には、小さなコンサルティング会社でも大手企業相手に一流のコンサルティングを行っている会社が多数存在します。これらの会社は採用人数も少なくターゲット人材も絞られるため、一般向けの転職サイトなどへの掲載を避け、専門エージェントに依頼している場合も。エージェントから、そのような企業の情報が得られれば、転職の選択肢も広がります。

2つめは、転職の難易度。コンサルタントへの転職はハードルが高く、相当の準備も必要。専門エージェントを通して、書類の準備、面接に準備などでアドバイスを得ることは、合格するためには必須であるといえるでしょう。特に、面接に関しては、論理性や首尾一貫性を重視するなど他の業界とは違った傾向がありますので、対策は必須です。書類の添削指導や、模擬面接などを実施してくれるエージェントも存在します。できるだけ活用したほうがいいでしょう。

3つめは、自分の強みが生かせる分野やポジションを知るということです。特に大規模ファームなどでは、多くのポジションの求人があり、あるポジションで応募していれば合格したのに、経験が評価されにくいポジションに応募してしまったために、面接で不合格になっている場合もあります。これらの問題も、専門から事前の情報を得ていれば避けられます。

コンサルティング会社は入社も厳しいですが、入社してからの競争も激しいです。自分のスキルや適正を見極め、勝負できる分野、自分にあった会社に転職することが、早期のキャリアアップには必要です。業界を理解しているエージェントと一緒に会社を選ぶと良いでしょう。

コンサルティング業界に強い人材紹介サービス

コンサルティング業界への転職を得意とする会社は次のようなところがあります。

ムービン
日本初のコンサルティング業界に特化したエージェント。10年以上のコンサルティング業界への転職支援がある老舗。

コンサルタントナビ
コンサルタント転職・就職の専門ポータルサイト。外資系ファーム出身の専門エージェントによる転職サービスを提供。

アンテロープ
コンサルタント、金融プロフェッショナルを専門とするブティック型のエージェント。専門性に軸を置いたサービスを提供。

キャリアインク
CEO、COO、CFO、戦略・人事・金融コンサルタントなどのビジネスプロフェッショナルに特化したエージェント。
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