パワーポイント(PowerPoint)の使い方/画像・図形・サウンド・動画

生まれ変わったワードアートで文字を演出(2ページ目)

パワポ2007のワードアートは、文字を斜めにしたり波型にするだけではありません。箇条書きや表内の一部に自然なデザインを施すことで、書式をつけるだけでは実現できないインパクトを出すことができます。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

新しくワードアートを挿入する


これまでは、入力済みの文字や記号をワードアートの変換する操作でしたが、最後は、スライドの自由な位置にワードアートを新しく挿入する方法を紹介します。今回は以下の図表を例に、左側に「心配」、右側に「安心」の文字をワードアートでデザインしてみます。
宅配システムの安心感を強調したい!

ワードアートの文字を追加することで安心感が強調できた


新しくワードアートをスライドに挿入するときは、「挿入」タブの「ワードアート」ボタンをクリックし、基本となるデザインを選択します。
デザインや色はあとから変更できるので、どのデザインを選んでもかまわない


すると、スライドの中央に選択したデザインのワードアートが表示されます。「ここに文字を入力」と書かれた部分をクリックし、文字を入力します。
メッセージをクリックし、不要な文字を削除してから入力しよう

選択したデザインで文字を表示できた


ワードアートの外枠にマウスポインタを合わせ、そのまま配置したい場所までドラッグします。
スライドの好きな位置に配置する


ワードアートのサイズを変更するときは、「ホーム」タブの「フォントサイズの拡大」ボタンや「フォントサイズの縮小」ボタンをクリックして調整しましょう。
ボタンをクリックするたびにひと回りずつサイズが調整される


色や形を変更するときは、1ページ目や2ページ目で紹介したように、「書式」タブの「クイックスタイル」ボタンや「文字の塗りつぶし」ボタン、「文字の輪郭」ボタンを使います。「文字の効果」ボタンを使うと、前のバージョンのワードアートと同じように、文字を波型にしたり斜めにしたりすることもできます。
ワードアートが最初から用意しているデザインそのままでも充分ですが、思い通りのデザインになるまで編集できる楽しみも残されている、というわけです。
効果を組み合わせて、オリジナルのワードアートを作り上げることもできる


パワポ2007では、特別な文字だけに使うワードアートからアクセントに使うワードアートに生まれ変わりました。だからといって、過度な装飾は禁物です。文字ばかりが続くスライドのアクセントとして、また、強調したい内容を目立たせる道具として上手に利用してください。
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