それだけで十分見やすいため、あとから文字に書式を設定する必要がないほどです。また、タイトルや箇条書きの文字サイズはすべてのスライドに共通しているため、全体の統一感も維持できます。
ただし、箇条書きの文字を入力していたら、どんどん文字が小さくなって慌てた経験はありませんか?
これは、「自動調整」機能によるもので、箇条書き用のプレースホルダ(=点線の領域)からあふれるほどたくさんの文字を入力すると、PowerPointは何とかプレースホルダに文字を収めようとします。その結果、文字を入力すればするほど文字サイズが小さくなるのです。
プロジェクタやパソコンの画面を使って行うプレゼンでは、1枚のスライドに入力する文字は5行~7行程度が読みやすいと言われています。つまり、勝手に文字サイズが小さくなるほど文字を入力するのは、情報の詰め込みすぎの警告でもあるのです。
6行目までは箇条書きの文字のサイズは32ポイントに設定されている |
7行目を入力して「Enter」キーを押すと、文字のサイズが自動的に「28ポイント」に縮小される |
8行目を入力して「Enter」キーを押すと、文字のサイズが自動的に「20ポイント」に縮小される |
では、勝手に文字サイズが小さくなってしまったときは、どのように対応すればいのでしょうか?
次の2つのシーンで考えてみましょう。
1. あと1~2行なので、元の文字サイズのまま文字を入力したい
2. 箇条書きの行数が多いので、見やすいように調整したい
いずれのシーンでも、箇条書きの左下に表示されるスマートタグの「自動調整オプション」ボタンを使って対応できます。
スマートタグのボタンは、箇条書きの行数が増えると自動的に表示される |
まずは、1つめのシーンの対応策からみてみましょう