目的別スライドショーを実行する
作成した目的別スライドショーを実行するときは、注意が必要です。通常、スライドショーを実行するときに使う画面左下の「スライドショー」ボタンや「F5」キーを押すと、目的別スライドショーに関係なくすべてのスライドが表示されてしまうからです。
目的別スライドショーを実行するときは、「スライドショー」メニューから「目的別スライドショー」をクリックし、「目的別スライドショー」ダイアログボックスで、実行したいプレゼンを選択してから「開始」ボタンをクリックします。これで、指定したプレゼンパターンのスライドショーが実行できる、というわけです。
通常のスライドショーの実行方法とは異なるので注意が必要だ |
ただし、そうでなくても緊張しているプレゼン当日に、いつもと違う操作をするというのは、うっかり忘れがちです。「目的別スライドショー」ダイアログボックスを使わずに、指定したスライドだけを表示する裏ワザを紹介しましょう。
あらかじめ、実行する目的別スライドショーを指定しておく方法です。「スライドショー」メニューから「スライドショーの設定」をクリックします。
PowerPoint2007では、「スライドショー」タブの「スライドショーの設定」ボタンをクリックする |
「スライドショーの設定」ダイアログボックスで、「スライドの表示」の「目的別スライドショー」をクリックし、実行したい目的別スライドショーを指定します。
実行するスライドショーは1つしか選択できない |
こうしておけば、「スライドショー」メニューから「目的別スライドショー」をクリックして実行しなくても、画面左下の「スライドショー」ボタンや「F5」キーを押してスライドショーをスタートできます。
ここでは、「東京用」と「大阪用」の2つのスライドショーを同時に作成しましたが、日程別やターゲット別のスライドショーなど、共通するスライドの枚数が多ければ多いほど、「目的別スライドショー」が効果を発揮します。