パワーポイント(PowerPoint)の使い方/アニメーションの設定

パワーポイントで付箋紙をめくるアニメを作る(2ページ目)

テレビを見ていると、フリップの付箋紙をめくると隠れていた文字が現れるという演出を目にします。パワポのアニメーション機能を使うと、スライドショーで同じ演出を行えます。図形に「終了」のアニメーションを設定して、付箋紙がめくれるような動きを付けてみましょう。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

図形に「ワイプ(左から)」の終了の動きを付ける

付箋紙をめくるような動きは、左から右へ向かって付箋紙をはがす動きです。これは、アニメーションの「ワイプ(左から)」の動きとまったく同じです。
ポイントは、図形が表示されるときの「開始」のアニメーションではなく、図形がスライドから消えてなくなるときの「終了」のアニメーションを設定する点です。

1つめの図形をクリックして選択し、「スライドショー」メニューから「アニメーションの設定」を選びます。
 

PowerPoint2007では、「アニメーション」タブの「アニメーションの設定」ボタンをクリックする

PowerPoint2007では、「アニメーション」タブの「アニメーションの設定」ボタンをクリックする


右側に「アニメーションの設定」作業ウィンドが表示されたら、「効果の追加」ボタンをクリックし、「終了」→「ワイプ」をクリックします。図形がスライドから消える動きを付けるときは、「終了」のアニメーションを設定します。

一覧に「ワイプ」が表示されていないときは、「その他の効果」をクリックすればよい

一覧に「ワイプ」が表示されていないときは、「その他の効果」をクリックすればよい


最初は、「方向」が「下から」になっているので「左から」に変更します。

図形の左端からめくれるようにするには、「方向」を「左から」に変更する

図形の左端からめくれるようにするには、「方向」を「左から」に変更する


同様の操作で、2つ目の図形にも「終了」→「ワイプ(左から)」の動きを付けておきましょう。

似たような動きに「スライドイン(左から)」がありますが、これは、図形がスライドの左端から入り込んでくる動きです。現在の図形の位置を動かしたくないときは「ワイプ」の動きを使います。

アニメーションの設定が完了したら、「F5」キーを押して、スライドショーを実行してみましょう。クリックすると、1つめの図形がはがされ、次にクリックすると、2つ目の図形がはがれます。これなら、聞き手をわくわくさせながら、アンケートの集計結果を発表できますね。

スライドショーでは、クリックするたびに付箋紙がめくられる

スライドショーでは、クリックするたびに付箋紙がめくられる


ただし、この演出を多用すると逆効果です。プレゼンテーションの中で、1箇所か2箇所だけに限定して使いましょう。
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