図形に「ワイプ(左から)」の終了の動きを付ける
付箋紙をめくるような動きは、左から右へ向かって付箋紙をはがす動きです。これは、アニメーションの「ワイプ(左から)」の動きとまったく同じです。
ポイントは、図形が表示されるときの「開始」のアニメーションではなく、図形がスライドから消えてなくなるときの「終了」のアニメーションを設定する点です。
1つめの図形をクリックして選択し、「スライドショー」メニューから「アニメーションの設定」を選びます。
PowerPoint2007では、「アニメーション」タブの「アニメーションの設定」ボタンをクリックする
右側に「アニメーションの設定」作業ウィンドが表示されたら、「効果の追加」ボタンをクリックし、「終了」→「ワイプ」をクリックします。図形がスライドから消える動きを付けるときは、「終了」のアニメーションを設定します。
一覧に「ワイプ」が表示されていないときは、「その他の効果」をクリックすればよい
最初は、「方向」が「下から」になっているので「左から」に変更します。
図形の左端からめくれるようにするには、「方向」を「左から」に変更する
同様の操作で、2つ目の図形にも「終了」→「ワイプ(左から)」の動きを付けておきましょう。
似たような動きに「スライドイン(左から)」がありますが、これは、図形がスライドの左端から入り込んでくる動きです。現在の図形の位置を動かしたくないときは「ワイプ」の動きを使います。
アニメーションの設定が完了したら、「F5」キーを押して、スライドショーを実行してみましょう。クリックすると、1つめの図形がはがされ、次にクリックすると、2つ目の図形がはがれます。これなら、聞き手をわくわくさせながら、アンケートの集計結果を発表できますね。
スライドショーでは、クリックするたびに付箋紙がめくられる
ただし、この演出を多用すると逆効果です。プレゼンテーションの中で、1箇所か2箇所だけに限定して使いましょう。