バージョンによる違い
デジタル証明書による署名は、Excel2000以降に実装された機能です。Excel97で署名付きのマクロを開いた場合、マクロを実行できますが、VBEでマクロの内容を開くことができません。その他、「VBAプロジェクトのデジタル署名」機能(SelfCert.exe)で作成したデジタル証明書、つまり「自分のPCで作成したデジタル証明書」の扱いが、Excel2002以降とExcel2000のバージョンでは次のように違います。
Excel2002以降
自分のPCでは「信頼できる発行元」に登録できますが、他のPCには登録できません。セキュリティレベルが「高」または「中」の場合、登録できないとマクロを有効にできないので、自分でデジタル署名したマクロを配布しても、他のPCでは利用できない、ということになります。Excel2000
他のPCにも「信頼できる発行元」に登録できます。しがたって、セキュリティレベルが「高」または「中」でも、自分でデジタル署名して配布したマクロは他のPCでも利用できる、ということです。この場合、ブックを受け取った側は、デジタル証明書の発行者が信頼できる発行者であるかどうか確認してから「信頼できる発行元」に登録する必要があります。