作業状態を再現してみよう
作成した作業状態ファイルをダブルクリックしてみましょう。作業状態が再現されました。作業状態ファイルを開くだけで、複数のブックが開いてウィンドウの表示状態を再現してくれる、というわけです。
このように、「作業状態の保存」機能は大変便利な機能ですが、利用する上で注意すべきポイントが2つあります。最後に、このポイントを確認しておきましょう。
注意点その1:ブックに加えた修正内容は保存されない
「作業状態の保存」機能は、ウィンドウの表示情報などを保存するだけです。したがって、ブックに修正を加えて、その内容を保存しないで閉じてしまうと、作業状態ファイルを開いても、ウィンドウの表示状態などは再現されますが、修正内容は反映されていません。ブックに修正を加えたら、通常通り、上書き保存などで修正内容を保存してください。注意点その2:ブックの保存場所を変更しない
作業状態を保存したブックの保存場所を変えると、次のようなエラーが発生してしまいます。作業状態を保存したブックの保存場所は変えてはいけない、ということです。もし、このエラーが表示されたら、「OK」ボタンをクリックしてエラーメッセージを閉じ、ブックを元の保存場所に戻して、再度、作業状態ファイルをダブルクリックしてください。