エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

エクセル(Excel)で各月の日付を自動で入力する方法(2ページ目)

エクセル(Excel)で月のすべての日付を自動入力する方法を解説。DATE関数やEOMONTH関数を利用します。日程表や勤怠管理表など、日付を入力する様々な場面で利用できる、活用頻度の高いテクニックです! 日付から曜日を表示させる方法や土日の色を変える方法の紹介もあります。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

1日の日付を表示

1日の日付を作成するには、個別の「年」「月」「日」から日付データを作成できる「DATE関数」を使います。下図では、「年」のデータがセルA1、「月」のデータをセルA2に入力されています。そして、1日の日付を作成したいので、「日」には「1」を指定します。したがって、1日の日付を表示したいセルA4に入力する数式は次のようになります。
 

2日から28日までの日付作成

1日が作成されれば、2日以降は、1行上のセルの日付に「1」を加算する数式を作成するだけなので簡単です。


作成した数式を、オートフィルなどで28日のセルまでコピーします。
 
 

29日から31日の日付を表示

日付を自動表示する場合の大きな問題点は、3つ目のポイントである「月末」の表示処理です。様々な方法が考えられますが、今回は、アドイン関数のひとつ「EOMONTH関数」とIF関数の組合せによるシンプルな方法を紹介しましょう。なお、アドイン関数を使用するには、そのための準備が必要です(詳しくは営業日計算のための日付関数テクニックをご覧ください)。
 

月末の日付以降を非表示にするには

今回使用する「EOMONTH関数」は、月の「月末日」のシリアル値(日付を表す数値)を求める関数です。
 


今月の月末日のシリアル値を算出するには、引数「開始日」に、冒頭で作成した1日(ついたち)の日付を指定し、引数「月」に、今月を表す「0」を指定します。
 


このEOMONTH関数を使用して、29日のセルに次のような数式を入力します。1行上の日付が月末日の場合は「""(空白文字)」、そうでない場合は1行上の日付に1加えた日付を表示させる数式です。
 


30日と31日のセルには、1行上のセルが空白の場合も考えられるため、29日のIF関数の条件式に次のような記述を加えた数式を入力します。
 
 

日付が自動入力される!

これで、年と月を指定しただけで、その月のすべての日付が自動入力されるようになります。
 

月のすべての曜日を自動入力しよう」では、さらに曜日を自動的に表示させる方法を、「Excelの日程表で土・日曜日の色を自動的に変える方法」では土日のセルに色を付ける方法を紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
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