エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

VLOOKUP関数を使う組み合わせテクニック(2ページ目)

エクセルの便利なVLOOKUP関数機能。VLOOKUPの使える定番組み合わせテクニック。IF関数の組み合わせから、複数の表を切り替えてデータを取り出すなど、実用的な使い方を紹介します。さらにINDIRECT関数との組み合わせを解説。MATCH関数とINDEX関数の組み合わせ技にも応用できます。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

ポイント1:セル範囲名を設定する

まず、取り出し元のセル範囲に「セル範囲名」を設定します。ここでは、セル範囲A3~E6に「一般」、セル範囲にA9~E12に「夜間」という名前を設定します。このセル範囲名が、取り出し元の表を切り替える大きなポイントとなります。
セル範囲名を設定する

セル範囲名を設定する



セル範囲名を設定するには、データ範囲を選択して、左上側の「名前ボックス」に設定したい名前を入力するだけです。
セル範囲名を設定する

セル範囲名を設定する



 

ポイント2:設定したセル範囲名で表を指定する

取り出し元の表を指定する入力欄を作成します。この欄に、先ほど設定したセル範囲名を入力することで、どちらのセル範囲から取り出すのかを指定するというわけです。
設定したセル範囲名で切り替えたい表を指定させる

設定したセル範囲名で切り替えたい表を指定させる



エラーを防ぐためにも、入力規則を利用すると良いでしょう。

ここでは、種別のセルで「一般」と「夜間」を選択できように入力規則のリストを作成します。種別のデータを入力するセル「A15」を選択して「データ」タブ→「データの入力規則」をクリックし、表示された「データの入力規則」ダイアログボックスの「設定」タブをクリックして、「条件の設定」の「入力値の種類」から「リスト」を選択します。その後、「元の値」のボックス内に「一般,夜間」と入力して「OK」ボタンをクリックしてください。「元の値」のボックス内には、リストの入力候補として表示させたい文字列を「,(カンマ)」で区切って指定しています。
入力規則「リスト」を設定

入力規則「リスト」を設定

リストからデータを選択できるので間違いがない

リストからデータを選択できるので間違いがない

 
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