まずは「読んで編集」
ExcelVBAの学習方法は主に2つあります。ひとつは、マクロで操作を記録して、自動作成されたVBAプログラムを「読んで編集」する学習方法。もうひとつは、VBAプログラムの書き方を学んで「一から記述」する学習方法。ともに「ExcelVBAの言語仕様を習得する」という目的は一緒なのですが、私は、総合的に見て、「読んで編集」することから始める学習方法が効果的だと考えています。
作成されたプロシージャを「読んで編集」することで、ExcelVBAの言語仕様が習得できるだけでなく、自然とプログラム特有の物事の考え方が身に付きますし、そのトレーニングのための題材は、マクロを記録することによっていくらでも作成できます。
また、実際のプログラミングでも、実行させたいExcelの処理をマクロで記録し、自動生成されたプログラムを「読んで編集」して利用することがよくあります。これなら、忘れてしまったキーワードなどをいちいち調べながらプログラムを入力する必要もありません。
ExcelVBAの手軽さを体感できる
通常のプログラム言語では一から作らないといけない処理が、ExcelVBAだと「マクロでExcelの操作を記録し、ササッと読んで、パパッと編集」するだけで出来てしまうことがあります。アイデア次第では、ちょっとした便利ツールを短時間で作成できます。その理由は、Excelに備わっている各機能を「完成されたプログラムの部品」として利用できるからです。そんなExcelVBAならではの手軽さも、「読んで編集」する学習で体感できます。このような考えのもと、下記の記事では、ExcelVBAによって自動生成されたプログラムを読みこなし、編集・加工することで、より高度にマクロを活用する方法を紹介しています。ぜひ、ご一読ください。
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