理由その2.住宅ローン完済まで働き続けられる?


skichika
住宅ローンが消えるまで働き続ける?
K子さんには、20年も30年もの長期にわたって住宅ローンを組むことが許せないようです。もちろん短期返済もありますが、K子さんの意識にはないようです。K子さんの考えでは、20年30年という期間で住宅ローンを返済するには、それ以上の期間を働かねばならず、自分の職場環境で働き続けるのは難しそう、といいます。

K子さんの主張はもっともで、女性が結婚、出産、育児、などライフイベントを受容しながら、自分らしく働ける職場環境は、すべての女性に約束されているわけではありません。K子さんが確信を持てないのも当然です。長い人生においては、配偶者や家族のサポートも重要です。一人で完済まで働き続ける覚悟があれば大丈夫でしょうが、結婚、出産、退職などへの思いが強い場合はお相手が決まってからの行動を起こす方がリスクが少ないと考えるのも頷けます。

理由その3.賃貸暮らしは合理的!?


ここまでお話しを伺っていて感じるのは、K子さんが現在の賃貸暮らしに満足しているということ。人が何かを手に入れたいと考えるのは、現在の不満や環境の不具合を解消したいと思う時です。現状に満足しているK子さんには新しいマンションのニーズは生まれないでしょう。K子さんは言います、「賃貸暮らしは合理的。部屋が狭いと思えば広い所へ引越すればいいし、家賃が高ければ低いところへ引越すればいいので、とても合理的な暮らし方だと思う、賃貸暮らしでいいじゃない」と。

マンションを購入すると住所地が確定します。そう簡単に買い直しすることはできません。だからこそ、慎重に選択する必要があるのですが、マンション選びや資金プランをいい加減にしてしまうと、買い直したくても買い直せないなど、マンションに縛られることとなり、K子さんの心配が現実のものとなってしまうのです。

無理をせず、自分らしい住まい方を考える


K子さんとP子さんにお話を伺って、“シングルだから”買うとか買わないとかというのは、あまり意味のないカテゴリーなのだと感じました。賃貸が嫌な人は、賃貸暮らしがいくら合理的でも実家をでたり購入したりはしないでしょうし、希望に合ったマンションが無理のない資金プランで買えるとしても、結婚資金を優先する場合は、もったいなくてマンション購入はできないのです。

買うのか借り続けるのか。選択の理由は人それぞれです。自分が何を優先するのか、どうすればハッピーなのか、自分とじっくりと向き合って答えを導いてください。
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