忙がばまわれ
先ほどSOHOとして成功するための黄金パターンを説明しましたが、日本から海外に出ていってSOHOをするには日本で技術と経験を蓄積してからというのが遠回りのようでいて結局は近道になります。それさえしておけば海外の企業に雇ってもらうのも、就労ビザや永住権を取得するにも圧倒的に有利です。うまく顧客をつかんでおけばそのまま仕事ごと海外に持っていくということも可能でしょう。
しかしそのためには一つ気をつけなければならないことがあります。それはある程度の一貫性が必要ということ。日本では食品の営業の仕事をしていたのに、海外では木材関係の翻訳の仕事をしたいというのでは、日本で蓄積した技能や経験が活かせませんし、ビザ申請の際のプラスにもなりません。日本でしてきたことと同じ路線で海外でも挑戦するべきです。逆にいずれは海外SOHOを目指して日本で仕事をする場合は、海外でしたい職種を意識して日本での仕事選びをするべきでしょう。目的意識を持ってある程度長期的に取り組むことが海外SOHOの成功の秘訣です。
さて、めでたく永住権を取得し、海外でSOHOとして開業する運びになった。この時点でようやく本当のスタートラインに立ったことになります。これからビジネス登記、銀行口座の開設、オフィスのセットアップ等やることはまだまだ沢山あります。この辺のことについては今回積み残してしまったので、補足編ということで別のクローズアップでお届けしたいと思います。
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