SOHOで働く/SOHOの営業活動

40代新人SOHOの仕事獲得奮闘記(2ページ目)

43歳でライターの仕事をスタートさせた境さん(仮名)の仕事獲得の奮闘記です。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

はじめての面接

服を買う
格好を気にすることなんて最近なかった自分。慌てて服を買いにいきました
求人情報を送ってくれるSOHO団体に登録し、初心者でも可能とあったので、前から興味があったライターの仕事に応募してみました。慣れるまでは教えます、とあったので、一から勉強ができると思い面接にいきました。が、その結果は散々…。指摘された事を書くと、

・服装が、仕事の面接にくるような格好ではない。(家にいるようなラフな格好だった)
・自分がどんな仕事をしたいのかが言えない。
・空いている時間に「仕事をしてやってもいいよ」という姿勢になっている。「仕事をさせてください」という気持がみられない。そんな人に大切な仕事はお願いできない。
・パソコンや、セキュリティのスキルや意識が低すぎる。
・どうして仕事をしたいのかが伝わってこない。(家族にパソコンを買ってもらった手前、仕事がしたいの?)

ということ。考える時間もいただきましたが、思わず帰り道、自分が何も考えていないような気がして涙がでてきてしまいました。

<ガイドより>
実は、この面接は私が担当しました。境さんの人柄は、とても素直でこれから学んでいこうとする気持がわかったので、少しきつめにこちらから質問を投げかけてみました。ゆっくり考える時間も必要だと思ったので、1週間後にメールにてお返事を下さいと、ご連絡をしました。

「自分にできること」を探して

面接後の1週間は、ずっとその時に言われたことの答えを考えていました。
「私にできることって何だろう…。」

頭の中だけで考えると混乱してきてしまうので、面接で言われたとおり、真っ白な紙に自分が思うことを書き出してみました。書いた言葉を眺めていると、直したほうがいいところや、自分のやりたい仕事もだんだんと見えてきました。

「学生の頃から夢だった、ライターになろう。物を書く仕事に携わりたい!」

結論が出たことを、メールにてご連絡し、覚悟も決めたこともお伝えしました。

「了解しました。では、頑張っていきましょう☆」
ガイドさんからの☆印が、自分にとって初白星になるような気がして(笑)、変なところに嬉しかったことを、今でも鮮明に覚えています。

<ガイドより>
面接から1ヶ月位あとに、境さんとのおつきあいが始まりました。元々、勉強する気持もあるし、文章を書くセンスもあったので、サポートもとてもやりやすかったことを覚えています。最初御会いした時、正直どうしようかと思ったのですが(笑)、今は私の事務所になくてはならないライターになっています。

自分の可能性というのは、自分が決めることであって、他人に決められることではありません。最初は誰だって初心者です。まずは知識をつけて、そして必需品であるパソコンやネット環境など、仕事の環境を整えてスタートをしましょう。自分の未知の可能性を拓いていくのは、きっと楽しくて面白いことだと思いますよ。
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