SOHOで働く/SOHOの営業活動

40代新人SOHOの仕事獲得奮闘記

43歳でライターの仕事をスタートさせた境さん(仮名)の仕事獲得の奮闘記です。

宮田 志保

宮田 志保

テレワーク・在宅ワーク ガイド

出産、育児、介護などライフステージにおける環境を活かしながら、キャリアを諦めずに働くことを目的とした在宅ワーカー支援のNPO法人代表。厚生労働省在宅就業者支援事業検討委員などを歴任。在宅就労やテレワークの利点、課題などを探る。

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この記事は、43歳でライターの仕事をスタートさせた境さん(仮名)のお話です。名前こそ実名は不可でしたが、実際にこの仕事はガイドがお願いした仕事で、1年たった今、境さんはクライアントからも信頼されるライターとして活躍中です。

パソコンを買おう

新しいスタート
気がついていない「自分」を開花させましょう
在宅で仕事を始めてみようと思ったのは、パートの仕事(本屋のレジ)が体力的にきつく感じられるようになったからでした。どんなところに「在宅」での仕事情報があるかもわからず、パソコンも持っていない状態だったので、在宅ワークに関しては、女性週刊誌の広告程度のイメージや知識しかありませんでした。仕事についても、「在宅ワーク」という仕事の種類があるのかと思っていたので(笑)、「あいた時間に仕事ができる」「誰でもできる」簡単な仕事という認識でした。

高校生の息子に相談したところ、「在宅ワーク」という言葉は聞いたことがある、でもインターネットとかパソコンを持っていないとダメなんじゃないの?と言われ、近所の友人の家から「インターネット」に接続してもらい、友人と一緒に画面を見てみました。

始めて見た画面には驚きっぱなしで、インターネットってすごいなあ(笑)という感想でした。これはパソコンを購入しないと、自分だけ取り残されてしまうような気がして、夫にパソコンが欲しいと相談しました。夫は「会社で使っているからいらない」と渋っていましたが、息子たちのためにも、の言葉に、週末に買ってきてくれると約束してくれました。第一歩が開けた感じで、本当に嬉しかったですね(笑)インターネットにも接続してくれるとのことでした。

自分を諦めたくない

無事インターネットが使えるようになり、パートを辞めた私は、昼間の大半をネットを見て過ごすようになりました。電車の時間や、言葉を調べることも覚えて、「在宅ワーク」とか「SOHO」という言葉も覚えました。

正直なところ、調べていくにつれ、そんなに甘くなさそうな世界だし、経験のない私には難しいのかな…という気持が多くなってきました。でもせっかくパソコンも買ってもらった手前、家族への立場もあるし、なんとか仕事を始めたいと考えるようになりました。自分を諦めたくなかったのです。

いよいよ面接を受けることに…
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