周りのみんなを味方につける
「子供たちは確かに騒ぐと大変だけど、笑顔をみるとこちらも元気になれますね」 |
W:出かける所要時間と外出先によって、細かくお願い先を決めていました。
例えば、外出が、
○前日に決定の場合:お隣のFさん、友達のAさん、Bさん、Cさん
○3日前から決まっている場合:ファミリーサポートセンターのEさん
○どうしても夜間の場合:夫、実家の両親
○子供が熱を出した場合:実家の両親、お隣のFさん
という風に、「お願いリスト」を作っていました。預かってもらった時は、必ずお礼をしていました。お土産のケーキとか、シュークリーム程度なのですが、喜んでいただけました。
G:実家のお母さんにもですか?
W:もちろん。どちらかというと、実家の親への感謝の気持は、常に出した方が良いと思います。孫を見られるという楽しさもあるのですが、やっぱり普段慣れていないのに頑張ってみてくれているのがわかりますから。うちは、男2人なので、そりゃもう大暴れ状態の時もありますから、「可愛い孫」とはいえ、大変だったと思いますよ。
うちを保育園にしちゃった?!
G:家で仕事をしている時は、お子さんは一人で遊んでいたのですか?W:一人遊びもさせていましたが、ビデオやテレビを流しっぱなしということはしませんでした。夕方4時から6時までのNHK教育は見てました。反対に、近所の子供たちに協力してもらっていました。
G:というと?
W:家に遊びにきてもらうんです。リビングで仕事をしていたのですが、私の隣で、子供たちが5人くらい、いつも遊んでいました(笑)。
W:架空の線なのですが、「ここは、ママのエリア。こどもはこっち」と場所を決めます。机の上の書類などは、ママのエリアだから、絶対に触っちゃだめ、っていう約束をさせていました。子供たちも、自分たちの陣地をもらったことが嬉しいのか、そのエリアに入る時に「トントン、入りますよぉ」なんて言い合ってましたね(笑)。
G:遊びにくるお子さんのお母さんたちの反応はどうでした?
W:子供がうちにきている間に、買い物や美容室に行ってました。なんだか自宅を保育園にしてしまった感じでしたね(笑)。こちらが預かった分、私が外出する時には協力をしてくださるので助かりました。みんなの協力がなければ、私は仕事を続けていけませんでしたね。
【取材を終えて】
ガイド自身は、子供を外に預けることばかり考えていました。でもWさんの仕事の仕方を聞いて、正直びっくり。自宅に子供たちを呼んでしまうなんて、なんて斬新なアイデアだと驚いてしまいました。
ご近所の方にも大人気のWさん。お子さんのPTAなどの役員も気持ちよく引き受けられているそうです。
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