【STEP4】エントリーシートを書くために会社研究する・その2
ちゃんと会社案内を読み込んだことを、人事に伝える気持ちで書こう。 |
【ポイント1】その企業の強み
恋人に「私となぜ恋人になったの?」と聞いたとしよう。もし恋人が「女(男)だから」と答えたら、腹が立たないだろうか。企業の人事も同様に、志望動機に「有名企業だから」「志望業界だから」なんて書かれたら、腹が立つのである。よって、その企業の「強み」を、しっかり書かなければならない。お勧めの方法は、ライバル会社と比べることだ。その業界のナンバーワン企業と比べればよいだろう(ナンバーワン企業に応募するなら、ナンバーツーの企業)。比べる視点は、記事「業界&会社研究講座<基本編>」を読んでもらいたい。もしくはもっと簡単にマッカーシーの4Pで分析してみてみよう。
- 製品(Product)※サービスも含む
- 価格(Price)
- 流通(Place)※店舗なら立地
- プロモーション(Promotion)※広告宣伝など
【ポイント2】求める人材(求める力)
必ず書かれているはずだ。先輩メッセージも「求める人材例」として読もう。詳しくは次のページで述べる。基本的には「その企業の強み」を活かせる人材であり、また「企業理念」を理解し遂行できる人材である。【ポイント3】企業理念
必ず押さえてほしい。これも会社案内なら一番最初のページに、ホームページなら「経営理念」「ミッション」「ビジョン」「行動指針」といったページが必ずあるはずだ。なぜ押さえてほしいか。なぜなら企業理念は、いわゆるその企業で働く姿勢であり、大切にされている価値観だからだ。君は価値観に共感したのだから志望するのであり、君は価値観を大切に働けることをPRしなくてはならないからだ。例えば、「感動を与える」ことを企業理念とした玩具メーカーにエントリーするとしよう。つまりこの企業は、「感動を与える」ことが目的であって、単に玩具を作って利益を上げることだけが目的ではないことがわかる。すると、以下のように志望動機や自己PRを作ることが求められる。
- 志望動機
- 【悪い例】新しい玩具を作りたい。
- 【良い例】新しい玩具を作って子供に夢を与えたい。
- 自己PR
- 【悪い例】創造力があります。
- 【良い例】子供たちに夢を与える創造力があります。
- 【悪い例】創造力があります。
このように、企業理念をしっかり押さえて、志望動機や自己PRを練ることがポイントなのだ。
※次のページで、【STEP5】エントリーシートを書くために自己分析する!