【STEP.2】面接でのやり取りを採点し、改善点を探し出す!
面接が終わったら、近くの喫茶店に行って、忘れないうちに書き留めておこう。そして採点し、改善点を考えてみよう。この繰り返しの先に、内定が待っている。 |
- 質問に答えただけ・・・マイナス1点
- 答えとその理由を添えてオリジナリティを加味した・・・0点
- 答えとその理由を添えてオリジナリティを加味しつつ求める人材であることを伝えた・・・1点
結果は以下だ。合計マイナス1点であった。
- 志望動機は?・・・1点
「失敗してもそこから何かを学ぶ力」をオリジナリティを加味して伝えている。
- 志望部署はどこ?・・・マイナス1点
スポーツ関係の取材をしたい理由とチャレンジする力を述べていない。
- 違う部署に配属なったらどうする?・・・1点
「必ず学ぶことはあるはず」と理由とチャレンジする力を述べている。
- 好きな本は?・・・マイナス1点
『深夜特急』を選んだ理由もチャレンジする力も述べていない。
- 好きな旅行先は?・・・0点
「長府」を選んだ理由は述べている。
- 好きなタレントは?・・・マイナス1点
「眞鍋かをり」を選んだ理由もチャレンジする力も述べていない。
- その本・旅行先・タレントで編集企画を考えるとすると?・・・0点
企画のオリジナリティは若干はあるが、チャレンジする力は述べていない。
- カラオケは好きか?・・・マイナス1点
好きな理由もチャレンジする力も述べられていない。
- 何を歌う?・・・0点
オリジナリティは若干はあるが、チャレンジする力は述べていない。
- 物凄く性格が合わない人と会う時、どうしますか?・・・1点
相性が合わない相手でも何んとかしようとするチャレンジする力とその具体的方法が述べられている。
残念ながらマイナス1点になってしまった。もちろん、その他の学生がマイナス2点なら、君は通るだろう。しかし、最終面接クラスになるとライバルのレベルも上がる。よって失点ゼロに押さえ、プラスを重ねなければならない。もし、いい事が言えたと思っても、その他の会話で失点したらダメなのだ。
「すべての会話で求める力を表現するのは無理だよ!」
もちろんそうである。しかし理由を添えて自らのオリジナリティは伝えることは必ずできるはずだ。すなわち0点に押さえることはできるのだ。
考えてみてほしい。
面接官は果たして好きなタレントが誰かで合否を決めているのだろうか。カラオケで何を歌っているのか合否を決めているのだろうか。そんな訳はない。誰が好きか、何を歌ったかはどうでもいい。そこから会話を展開できるのか、そしてそもそもこの面接で何を伝えなければならないのかを分かっているのかを測っているのだ。
「好きな食べ物は?」
「バナナです」
これでは会話が続かない。そんな人に編集が務まるとは到底思えないのだ。そして編集に関わらず、面接で会話のキャッチボールができない人に、内定は絶対に出さないのだ。
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何回挑戦しても面接に落ちてしまう君へ。
もちろん全くダメな時もあるけど、逆に僅差で落ちた時もあるかもしれない。
だからこそ面接を「会話」と捉え、必ず自らのオリジナリティを加味しよう。面接官がもっと話してみたいと思ってくるように、会話を続けよう。
そして機会を見つけて君が求める力を持っていることを伝えるのだ。
確実に失点を減らしつつ、確実にポイントを加えていく。
その先にこそ、内定は待っているのだ。
※その他、表情や姿勢、声、服装、入退室や着席等の所作、電話応対、履歴書の文字や写真などなど、合否に影響を与えるチェック項目は数多くある。全部気にしていても仕方ないが、わざわざ失点する必要もないので、それぞれ確認してみよう。すべて友人や就職課のスタッフにチェックしてもらおう。第三者の視点で。