「未来」を起点に志望動機を考える。
未来から、すなわち入社後活躍する可能性を熱く訴える。それが志望動機なんだ。 |
入社してから何がしたいのか。どのように企業に貢献したいのか。ひいては仕事に対してどのように社会に貢献したいのか。並行してどのような自分に成長したいのかを述べることである。つまり、「未来」を「志望動機」として述べる時には、「現在」と同様、企業研究を徹底的にした上で、
「私が持つ○○の力が、御社なら活かせるのではと考えたからです」
となる。文脈的には、
「私が持つ力を最も発揮できるのはどこかと考え、企業研究した結果、御社の○○支店の○○さんが教えてくれた仕事に取り組む姿勢や、御社の○○などの雰囲気など、御社でこそ自らが成長できるのではないか、そしてもちろん貢献できるのではないかと考えたからだ」という動機となる。
結局、「過去」「現在」と同じ文脈だが、入社後その会社で働く自分を出来るだけ具体的にイメージし、その中で成長し、会社にも貢献できることを熱く語れなければならない。そのためにも「現在」を起点に作成するときと同様、「先輩訪問」や「店舗訪問」、「商品やそのユーザーの観察」をしなければならない。
ここで企業が重視するポイントは、君の「可能性」だ。本当に入社後活躍する人材なのか、手を変え品を変え質問してくるだろう。もっと端的に言えば、採用担当者自身が君と一緒に働きたいと思ったかどうかで合否は決まるのだ。
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「結局、過去・現在・未来どの視点で見ても、言い方も文脈も同じなんだ」
その通り。同じということは「過去」→「現在」→「未来」には「一貫性」が必須なのだ。言い換えれば、「一貫性」が無ければ、「志望動機」は採用担当者の胸に届かないのだ。
※次のページで志望動機は一貫性がある「自己PR」の抜粋なのであることを学ぶ!