大学生の就職活動/就職活動の選考対策

先輩取材をして最強の自己PRを作る 2(4ページ目)

自己PR(志望動機)は憶測で書いてもダメだ。その会社が求める人材を先輩を取材することで把握し、その力を表現できる大学生活エピソードを引っ張り出せ。説得力がある自己PRは全て行動に裏打ちされるのだ。

執筆者:見舘 好隆

STEP-10:その経験で得た“力”を書く

自己PR
今度は“力”だ。経験をこの言葉に変換させておくと、面接でとても使いやすくなるよ。
求める人材とマッチする、“自分を成長させた出来事”を詳しく書けたかな。

次はそろそろ最終段階だ。その経験で得た“力”を書こう。

私のお寿司屋のバイトで、心に残った“自分を成長させた経験”で、私は何を得たのだろう。もちろん、「基本を大切にすることの重要性を理解した」のであるが、ここで身に付けた力とは一体何だろう。

そんなに難しくないよ。最後を“力”にすればいいんだ。例えば
  • 基本をおろそかにしない力
  • 基本を徹底して仕事を進める力
  • 常に基本を忘れずに仕事を進める力
  • その仕事の役割を理解し実行する力

こんな感じかな。

そしてこうやって「~力」にしてみてから、もう一度「箇条書きした“自分を成長させた出来事”」をチェックしてみてほしい。すると、他にもその「~力」を説明できる“自分を成長させた出来事”が見つかる可能性が高い。なぜならば、きっとその力を習得する前にもその力のベースになるような“自分を成長させた出来事”があるかもしれないし、その力を発揮してさらに“自分を成長させた出来事”が生まれているかもしれない。同一人物なのだから、概して繋がるものだ。

すると、もう気が付いたと思うけど、新たに見つかった“自分を成長させた出来事”の詳細ストーリーを書いておけば、1次面接と2次面接で話すネタを変えようとか、エントリーシートの志望動機と自己PRで使うネタを変えてみるとか、どんどん“自分ネタ”のバリエーションが増えて、いろんな機会に対峙できるようになるのだ。


“自分を成長させた出来事”を“力”に読み替えて、ガンガン整理してみよう。どんどん“力”が生まれて、楽しくなってくるよ。


【アクション】★選んだ“自分を成長させた出来事”を“力”に読み替える。そして同じ力を得た別の“自分を成長させた出来事”が無いか探してみて、整理する。


※次のページで、「STEP-11:その“力”が求める人材であることを証明する、事実&意味のセットを選ぶ」ことを学ぶ!


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