よくある自己PR(志望動機)の失敗例
一貫性が無い自己PRでは、面接官の心には届かない。自己満足の押し付けになるよ。 |
- 過去の経験から得た力を、ただ伝える人。
人事は、どんな人材が自分の会社で活躍するのかを、よく知っている。よってその人材に成長する可能性を持った学生を取るのであって、単に「面白い経験をした」「努力をした」学生を採るのではない。面接官は、直木賞の審査員でも、オーディションの審査員でも無い。ただ君の経験談や経験で得た力を聞いても、その経験や力が、企業が求める人材を説明するものでなくては、雇う気になるわけは無い。
- ただ企業が求める人材に、自分を無理やり当てはめる人。
今度は逆に、その企業にただ入りたくて、無理やり自分がその企業にふさわしい人間だと、自分を捻じ曲げて表現するパターンだ。このやり方では、自己PRにどこか矛盾が生じてしまって、面接官が意図しない質問をした場合、話が頓挫してしまう。面接官は人の気持ちを全身でリサーチしている。そんな薄っぺらなPRはすぐばれてしまう。更に言えば、偽った自分でもし内定が出たとしても、結局入社後合わなくて辞めるだけだ。お互い不幸だ。
というわけで、以下の構成になっている自己PR・志望動機が、正しい姿だと言える。
- 一貫性=求める人材と、正しい自分が一致していること。
そしてさらに、「一貫性」のある自己PRに、「客観性」を付け加えることで、「説得力」を持つ自己PRに成長させる。すなわち、なぜ自分が御社が求める人材だと言えるのかを証明する「論拠」を付け加えることだ。
- 説得力=一貫性+客観性
※次のページで、「自己PR(志望動機)はメッセージ・事実・論拠の三つで構成される」を学ぶ!