自己主張不全症候群
今の自分を知り、理想の自分とのギャップを理解することが大事だ。 |
- 今の自分と理想の自分のイメージを明確にする
- 理想の自分をキャッチフレーズ化する
- 意外性を演出し、人間としての立体感を高める
3つ目は本書を参照してもらうとして、1と2をやってみて欲しい。
さて、「理想の自分」って何だろう。どんな会社で、どんな仕事を、どんな価値観を持って、働いているんだろう。どんなビジネスパーソンになっているんだろう。これはとても楽しい作業だ。白い紙とペンを持って、気に入った喫茶店にでも行って、ワクワク考えてみよう。
次に、「今の自分」を確かめてみよう。これは友達や家族の力を借りた方がいいよ。客観的な意見のほうが、信じることが出来る。自分だけで考えてしまうと、ネガティブになっちゃうからね。
そして、「理想の自分」へと「今の自分」を近づけるためには、何をすればいいのかを、書き連ねてみよう。ハードルが高い夢なら、いきなりは無理でも、こんな努力をすればいいって感じで考えてみよう。
最後に、「理想の自分」のキャッチフレーズを書いてみよう。これが「志望動機」のキモになるんだ。
私の就職活動時代を思い出して例を書いてみる。
- 「理想の自分」…お客様を喜ばせる旅行を作る!あと、海外で働きたい!
- 「今の自分」…まだ旅行実務も知らないし、英語も堪能じゃない。でも、人を喜ばすことは好きでたまらない。
- 「理想の自分」と「今の自分」のギャップを埋めるには…まずどんな部署に配属されても一生懸命仕事を学ぶ。プライベートの時間に英語の勉強をする。さらに旅行者が喜ぶ旅とは何かってことを、先輩に聞いたりして勉強する。その他、人を喜ばす力をブラッシュアップする。
- 「理想の自分キャッチフレーズ」…「日本では絶対に創ることができない旅で、感動を与える!」
あと、キャッチフレーズを創ることが多分一番難しいと思う。うんうん悩んでみてください。もしうまく創れたら、もう君は就職活動で右往左往することは無くなる。そのベクトルに向かって、進んでいけるはずだから。
以上、就職活動のキモは、「コミュニケーション力」だということを分かってもらえただろうか。
いくら素晴らしい自己PRを創り上げたとしても、そのメッセージが面接官に伝わらなくては、意味が無い。だからこそ、今一度、自分の「コミュニケーション力」を省みてみよう。そして意識して向上させよう。
面接官に確実にメッセージを伝えられるようになれば、
君が描くことが実現できる会社しか、内定は出なくなる。
そして、夢が実現しない会社には、入らなくて済むのだから。
※記事「面接対策!コミュニケーション講座 その1」はこちら!