面接用のスーツをコーディネートしてくれる
「ブティックではありません。面接用に来ていく服も貸し出している。これは全て寄付されたもの。(さらに)服だけでなく、靴やバッグなどの小物も用意されている。」(※出典:『Job Cafe?』「Sacramento Works Career Centers」リクルートワークス研究所)履歴書を買うお金が無い学生はいないだろう。でももしかしたら、スーツや靴、カバンが買えなくて困っている学生は、いるかもしれない。さらに言えば、何を買っていいのか、何を揃えればいいのかわからなくて、開き直っている学生がいるかもしれない。
「社会人になるんだから、それくらい親にお金を借りて何とかしろ!」と普通思ってしまうことだ。しかし、学費も馬鹿にならないこのご時世。一人暮らしで仕送りだけで暮らしている学生にとっては、辛い出費だ。結局アルバイトに精を出して、就職活動の時間を減らしてしまえば元も子もない。
その他で大きな出費はパソコンとインターネット環境だろう。リクナビの普及により、パソコンとインターネット環境無しでの就職活動は難しくなった。もちろん携帯と郵便だけでも就職活動は可能だ。でも応募の効率と情報収集の価値を考えれば不可欠といって過言ではない。どちらもかなりの出費だ。すでに全学生にノートパソコンを支給している大学もある中、もしコスト的な問題で悩んでいる学生がいるのなら、貸与を考えてもいいかもしれない。
もちろん、ビジネススーツの着こなしとビジネスマナー、そしてインターネット(あと、エクセルとワードも)を使いこなす講座および相談窓口は、キャリアセンターとして実施すべきであろう。さて、みなさんはどう思うだろうか?
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