大学生の就職活動/就職活動の選考対策

就活面接を突破する戦略を立案する(4ページ目)

戦略を立てる項目は「やりたいこと」と「できること」。あなたがやりたいことがその会社が募集している仕事かどうか、またあなたができることがその仕事に繋がることなのかを徹底的に調べて準備することが肝要だ。

執筆者:見舘 好隆

あなたがやりたいことが、その会社が募集している仕事かどうかを考える

志望動機の作りかたは記事「自己PR&志望動機の書き方講座」で詳しく書いたけど、当然「御社でやりたいことがあるから志望した」と書くことになる。

そこで考慮すべきことは、いうまでも無く「その会社がどんな仕事に新卒を配属しようと思っているか?」である。考えてみれば当たり前のことだ。

会社はボランティアで人は採らない。会社の利益を上げるために、新卒にまず就いて欲しい仕事があるはずだ。その仕事とは一体何かをまず調べなければ、的外れな志望動機を語ってしまうことになり、面接官はきっと呆れてしまうだろう。

学生「私は国内旅行を企画したいのです!」

面接官「当社は海外旅行専門です」

学生「・・・・・・」


もしこうなったら、目も当てられない。会社研究は徹底的に行わなければならない。
※参考記事「業界&会社研究講座<基本編>」

学生「私はインターネットプロデューサーになりたいと考えています!」

面接官「では、どんなサイトもしくはサービスを企画しますか?」

学生「・・・・・・」


これも話にならない。やりたいことを話せば、必ずアイデアを訊かれるに違いないのに、考えていないのは大恥をかくだけだ。またアイデアを考えたとしても、そのアイデアが実際に通用するのかも検討することが望ましい。
※参考記事「フィージビリティ・スタディ!」

学生「私は会社説明会でお話された山田さんのように、新しい雑誌を企画したいと考えています!」

面接官「では、どうすれば当社の山田のように、新しい雑誌を企画する実力が身につきますか?」

学生「・・・・・・」


これも話にならない。会社説明会や会社案内に登場する先輩は、会社がPRに使っているモチーフに過ぎない。ただそれを引用しても、その他大勢の学生にしかならない。問題はその社員の活躍の裏にある「努力」の部分だ。その部分は決して会社説明会や会社案内では語られない。当然いきなり活躍なんかできるわけ無く、会社は新卒の学生にコツコツとした努力を求めるだろう。その努力とは何か?それを知らずに活躍だけを夢見たって、説得力がまるで無い志望動機になってしまう。その努力を知りたければ、先輩訪問をするしかない。
※参考記事「先輩訪問における15の掟!」

その他、店舗訪問もしっかりと行うべし。

面接で聞かれることはわかっているのだ。それを踏まえて行動しておくことが、面接突破戦略なのだ。

※次のページで、あなたができることが、その会社が募集している人材にふさわしいかを考える。
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