失敗が許される特権をフル活用せよ!
さて、楽天力がなくて困ってる人へ。いい方法がある。それは「失敗をすること」だ。
「『失敗したくない、成功したいわけではなくて、失敗だけはしたくない』 時々、そう言う人に出会う。しかし、それって何と傲慢な考えなんだろうと思ってしまう。失敗したくない、というのは自分は傷つきたくない、と言っているだけである。そういう人はきっと人を傷つけても平気な人なんだろうと思う。(中略)人は失敗するから判断力を磨いていけるのだし、失敗の経験があるから、人の弱さを知っていけるのだ。」(出典:『シゴトのココロ』松永真理)
失敗は学生の特権だ。「学生だから仕方ないね」と許してくれやすいのだから。これが社会人だとそうはいかない。新人のうちならある程度許してくれるが、2年目、3年目になり後輩ができ、4年目、5年目でタイトルがついて部下ができると要求の度合いは増え、言い訳もできなくなってくる。つまり歳を取れば取るほど、失敗した時のダメージは大きくなるのだ。
よって最も恐ろしいことは、学生時代に失敗経験をせず、入社後初めて失敗をして大きく傷つくことだ。プライドもズタズタになり、ショックから立ち直れなくなり、会社を辞めてしまうかもしれない。そうなると失敗に対する恐怖感が根強く残り、失敗を通して成長する機会をどんどん逃していってしまう。
究極のストレス対処法は「ポジティブシンキング」だ。生来、楽観的な性格の人なら普段からできるけど、そうじゃない人は少しずつストレス耐性を身につけるしかない。学生時代に意識して、「頑張れば何となる!」経験、「失敗してもそれを乗り越える!」経験、「あの大失敗に比べたら…大したことじゃない!と割り切れる」経験を、たくさん積んで鍛えるしかないのだ。
面接官が欲しい学生は、「失敗を乗り越えて、一皮むけた学生」。
その「一皮むけた経験」を語ることこそ、究極の自己PRであり、自らの「楽天力」を伝える手段なのだ。
語れる「一皮むけた経験」を、是非、就職活動本番までに、しておいて欲しい。
※失敗経験を自己PRすることの重要性は、記事「失敗して一皮むけた学生になる!」でも書きました。読んでね!
※失敗を通して成長することについては、『仕事で「一皮むける」』(金井壽宏)に詳しい。
※記事「面接官がチェックする3つの力」 「面接を突破する力その1・反応力」 「面接を突破する力その2・愛嬌力」もあわせて読んでね。
※失敗を通して成長することについては、『仕事で「一皮むける」』(金井壽宏)に詳しい。
※記事「面接官がチェックする3つの力」 「面接を突破する力その1・反応力」 「面接を突破する力その2・愛嬌力」もあわせて読んでね。