で、結局さ、どんな力を伝えれば、面接に通るの?
私もよくわからなくなる問題。「そもそも、面接官は何を基準に面接の合否を決めているのか?」 学歴や資格の有無を除いて、たった数十分で、何で判断しているのだろう。最近、中途採用の面接官を数回したけど、これには明確な基準がある。だって自分が監督する部署の増員だ。どんなスキル・知識が必要で、どんな経験があるひとがベストであるかという「絶対的評価基準」があるのだ。まずその点を確認しその上で、具体的な仕事内容やお給料、残業の有無など、職場の現実を伝え確認しあえばいい。中途採用は即戦力。ポテンシャルを考慮するのは第二新卒ぐらいかな。とにかく中途採用の合否の基準はわかりやすい。(写真提供:FotoStyles)
しかし新卒採用はどうだろう。現実として「実務経験はゼロ。スキルも知識もほぼ期待できない」相手だ。ポテンシャルに賭けるしかない。きっと各社いろいろな新卒採用のための評価基準があると思うけど、中途採用における「実務経験」に匹敵する、新卒採用におけて具体的な「必要とされる力」なんてあるのだろうか。
「どうやって私の潜在能力を伝えればいいの?」
「何を伝えれば、面接官は私に賭けてくれるの?」
「実務経験がないのに、伝えられる力なんて、あるの?」
あったんです。
それが、『仕事のための12の基礎力』なのです。
※次のページで、『仕事のための12の基礎力』を紹介する。