大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

就職活動 仕事選びのキホン(3ページ目)

結局、仕事はやってみなくちゃわからない。でもどうせ働くのなら、気持ちよく努力できる職場かどうかが大切だ。君の時間を投資するに値する場なのか、君はその会社で成長できるのかが最も大切なのだ。

執筆者:見舘 好隆

4.「普遍性」があるか?

仕事選び
結局は、その仕事に誇りを持てるのかだ。その答えは会社案内には載っていない。
この発想は、将来の人事異動だけでなく、転職も視野に入れた発想だ。つまり、その仕事にポータビリティ(汎用性)があるのかということだ。あまりにも限定的な仕事だと、いわゆる「つぶしがきかない」スキルしか身につかない。例えばリクルート出身者は起業したり異業種にて活躍しているエピソードを良く聞く。かなりポータビリティの高いスキルが身につくのだろう。

5.「貢献感」があるか?

君の仕事がネジを作る仕事だとしよう。そのネジがどの商品に使われ、その商品が顧客にどんな機能を提供しているのかを知っているのと、知らずにただネジを作るのと、どっちが楽しいだろうか。この視点は、部署間に壁(セクショナリズム)が無いかが蔓延していないか、また上司の仕事の指示の仕方がちゃんとその仕事の背景まで語ってくれるかどうかなどに繋がる。その仕事に対しての感謝が目に見えるのかは、やる気にとても影響すると思う。

6.「季節感」があるか?

心をリセットする機会が用意されているのかの視点だ。人事考課のタイミング以外にも、長期休暇がちゃんと取れるとか、今じゃ少なくなったと思うけど社員旅行やスポーツ大会があるとか、そんなイベントや制度があるかは結構大切だ。ただずっと同じ時間が続く会社だと、心が折れてしまうから。

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いずれも業種や職種じゃない。大企業かどうか、有名企業かでもない。結局、仕事はやってみなくちゃわからない。でもどうせ働くのなら、気持ちよく努力できる職場かどうかが大切なのだ。つまり、「君の時間を投資するに値する場なのか?」、君はその会社で「成長できるのか?」が最も大切なのだ。
※いずれの視点も、実際働いている、複数の社員に聴くのが正しい。会社案内や会社説明会だけではなかなか見えてこない。よって、ある程度数を絞って、社員と会うアクションプランが必要となる。
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