大学生に“何がやりたいの?”と聞いても答えられるわけが無い
「大学生に“何がやりたいの?”と聞いても答えられるわけが無い」 とあるキャリアデザインの講義の中で出てきたフレーズだ。この指摘は度肝を抜いた。なぜなら、今まで就職本の類はすべて「自己分析」からスタートしており、大学の就職部のセミナーも然り。私自身も「就職活動って何?」 「自己分析って何?」でそう書いたからだ。(写真提供:FotoStyles)
しかし、前々から確かに学生からの質問やアンケートでもその傾向は感じられる。それは「やりたいことが見つからない」不安であったり、途中で就職活動を辞めてしまい「安易なフリーター」「新卒無業者(ニート)」になってしまったり。
<過去のアンケート結果>
■就職活動がうまくいかない人へ~何が原因ですか?
- 面接や筆記が苦手だから。・・・35%
- 有名大学じゃないし、資格も無いし。・・・9%
- 自己PRできるような実績が無いよ!・・・38%
- そもそも、就職する気が無いからかも。・・・15%
■やりたい仕事、具体的に話せますか?
- もちろん!そしてそれができる会社もみつけたよ!・・・21%
- もちろん!でもそれができる会社が見つからない…。・・・8%
- うーん、何となくしか言えない。・・・53%
- わからない…。・・・17%
このように「何がやりたいのかわからない」「自己PRできることが見つからない」と悩む学生は実際かなり多い。自己分析しても何も出てこないなら、そもそも就職活動してもうまくいかないのは自明の理だ。
では「大学生の就職活動」は、一体何から始めればいいのでしょうか?
※次のページで一緒に考えてみましょう!