2.ポジティブシンキング(=落ちたら成長したと考える)
「誠意を持ってやろうと努力したのに、約束どおり成果を出せなかった人がいたとします。もし、だれかがそのことを責めると、彼はつぎから確実にできると思うことしか約束しなくなります。確実にできるとわかっていることしか約束しなければ、新たな挑戦は起こりません。」(出典:『すごいやり方』大橋禅太郎・倉園佳三)二つの会社の面接に落ちたとしよう。
- A社は精一杯頑張って、落ちた。
- B社は事前の会社研究を怠り、落ちた。
これを単に
「ああ、私はダメな人間だ!」
と落ち込むのか、
「B社はまあ、落ちて当然だな。手を抜けば落ちることを知れてよかった。A社はうーん、悔しいけど自分より上の学生がいたのだろう。何が足りなかったのか、面接を思い出してみよう。とにかく、まだ私が至らないことを知れて、良かった!」
と気持ちを切り替えられるかは、大きな、とてつもなく大きな違いです。
みなさんは、まだ社会人から見たら「子供」です。これは仕方ない。だってまだ「社会人」として自立していないし、実務経験も無いのだから。そのみなさんが、初めて「社会人」への扉を叩いているのです。そりゃあ面接で「子供のくせに」と一蹴されることの方が多いよ。きっと何度も落ちるでしょう。私だって何度も落ちたよ。一度も落ちない人なんて、いるはずがない。
こう考えて欲しい。
- 「今の自分が面接に落ちるのは、仕方ないことだ。だって「至らない」のだから。至らないのは、1センチなのか、1メートルなのか、わかんないけど、とりあえず至っていない。」
- 「よし、次の面接までに、少しでも成長しよう。至らない距離を1ミリでも、1センチでも詰めよう!」
とにかくまず、「自分を許してください」。
そして、「失敗した自分を許せるように、具体的な努力をしてください」。そうしないと、自分を責めるしかなくなってしまう。
それはとても辛いよ。
※当然、具体的な努力をしない限り、結果も伴わないしね。
※次のページで、就職活動のトランジションとドリフトを考える!