大学生の就職活動/就職活動の準備

会社はやりたい仕事をやらせない(3ページ目)

会社と学生の望むことのギャップで、面接に落とされたり、入社してから辛い思いをするくらいなら、現実を理解してギャップを埋めておき、まず自分が成長できる環境を求めればいい。

執筆者:見舘 好隆

自分のやりたい仕事だけしたいなんて、世間知らずも程がある

さて、次に学生のキモチを考えてみよう。

学生は会社にこんなことを要求している。

「自分がやりたい仕事ができる」
「専門的知識や技術が身につく」
「給与・福利厚生など待遇が良い」


もちろん、頷ける要求です。でも人事はこう思うでしょう。

「自分のやりたい仕事だけしたいなんて、世間知らずも程がある」
「専門的知識や技術が身につくまで、君は頑張れるのかい?」
「良い給与がもらえる仕事を、君はできるのかい?」


そう。「やりたい仕事」は、やりたい仕事ができる「力」を身につけなければ、できないのだ。

ここでいう「力」には、いろんな意味がある。
    • 専門知識と技術
      当然、スキルが無ければ仕事を任せられない。
       
    • 信頼感や責任感
      これも当然。やり遂げる力を信じることができないと、仕事は任せられない。
       
    • コスト意識
      ビジネスだから当然。支出と収入とのバランスを読めないとダメ。
       
    • 社外や社内に対するコミュニケーション能力
      仕事は一人ではできない。他部署との連携や社外との交渉も必須。
この「力」を身につけてから、初めて「やりたいことをやらせてくれ」と上司や社長に提案できる資格を持つのです。


※次のページで、じゃあ、このギャップをどう埋めればいいかを知ろう。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます