自分のやりたい仕事だけしたいなんて、世間知らずも程がある
さて、次に学生のキモチを考えてみよう。学生は会社にこんなことを要求している。
「自分がやりたい仕事ができる」
「専門的知識や技術が身につく」
「給与・福利厚生など待遇が良い」
もちろん、頷ける要求です。でも人事はこう思うでしょう。
「自分のやりたい仕事だけしたいなんて、世間知らずも程がある」
「専門的知識や技術が身につくまで、君は頑張れるのかい?」
「良い給与がもらえる仕事を、君はできるのかい?」
そう。「やりたい仕事」は、やりたい仕事ができる「力」を身につけなければ、できないのだ。
ここでいう「力」には、いろんな意味がある。
- 専門知識と技術
当然、スキルが無ければ仕事を任せられない。
- 信頼感や責任感
これも当然。やり遂げる力を信じることができないと、仕事は任せられない。
- コスト意識
ビジネスだから当然。支出と収入とのバランスを読めないとダメ。
- 社外や社内に対するコミュニケーション能力
仕事は一人ではできない。他部署との連携や社外との交渉も必須。
※次のページで、じゃあ、このギャップをどう埋めればいいかを知ろう。