大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

ラストスパート!今こそ就職活動を振り返る(3ページ目)

成長しなければ、内定はもちろん取れない。この時期、自らを成長させる機会こそが、就職活動なのだ。トライして、結果を振り返って、改善策を見出し、そしてまたトライし続けることで成長し、内定を取ろう。

執筆者:見舘 好隆

過去の就職活動を振り返る。

ラストスパート
振り返るときには、就職課に行って相談員にも手伝ってもらう手もあるよ。活用しよう。
次に、今までの成果を振り返ってみよう。
しかし、

「まだ内定が取れていない過去を振り返って、意味があるの?」

と不安に思うかもしれない。でも安心して欲しい。内定が取れていなくても、君が歩んできた成果だからこそ、意味がある。

例えば、新しい就職本を買って、違ったやり方で一から自己分析をして自己PRを作り直すとしよう。すると2つのデメリットがある。
  1. 時間がかかる。
  2. その自己PRが通用するのか、試さないとわからない。
それよりも、以下の手順で自らの就職活動を題材に分析し戦略を立てた方が確実だと私は思う。
  1. 良かったところ・悪かったところを抽出する。
  2. 良かったところを伸ばし悪かったところを改善する。
なぜなら、就職するのは君であり、自分の将来を描くのも君だ。よって君を知らない人が考えた戦略は参考にはなっても、君用に作られたものではない。よって、君自身が過去を振り返って作り上げた戦略の方が、君自身の夢へと近づく最短の手順のはずだ。


では、就職活動を振り返る手順を紹介する。まず以下のプロセスを経た学生を題材にすると、
  1. 過去に10社受験した。
  2. 5社はエントリーシート(以下、ES)で落ちた。
  3. 2社はグループ面接で落ちた。
  4. 2社は個人面接で落ちた。
  5. 1社は最終面接で落ちた。
すると、以下の知見が抽出できる。
  1. 落ちた5枚のESと、通った5枚のESを見比べれば、通るESの書き方がわかる。
  2. 落ちたグループ面接(2社)と、通ったグループ面接(3社)を見比べれば、グループ面接突破のコツがわかる。
  3. 落ちた個人面接(2社)と、通った個人面接(1社)を見比べれば、個人面接突破のコツがわかる。
この3つの知見をこれから受験する会社で実践すれば、パーフェクトは難しいけど、かなりの高確率で最終面接まで辿り着けるはずだ。そして最終面接も何度かトライしてコツをつかめば、きっと突破する日も遠くない。

新しいことに挑戦することより、今までの自分を振り返って、良い所を伸ばし、悪い所を改善する。まずはこの基本にトライしてほしい。


※次のページで、とにかく就職活動を続けることを学ぶ!

※決して新しいことに挑戦することが全く可能性が無いと言っているわけではない。まずは、今までの自分を自省してから、これからのプランを考えて欲しい。結果、業界を変えるのはありだと思う。
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