「機会を創ること」を「インターンシップ」で考える
就職活動でぶつかる壁「私は学生時代に何も得ていない(涙)」。なぜなのだろう。例えば、みなさんはきっと何かしらのアルバイトをしているはず。しているなら、何かを得ているはず。それなのに「何も得ていない」と思うのなら、きっと以下の意識を持ってアルバイトしていないのからだと思う。
- インターンシップ感覚で、気になる会社or仕事を経験するためにバイトしている。
例:旅行会社に入りたいから、バスガイドのアルバイトをしている。
- 仕事を通して自分の長所を伸ばしたい・短所を克服するためにバイトをしている。
例:人見知りな性格を直すために、スターバックスで接客のバイトをしている。
- いろんな仕事に触れたい、視野を広げたい、人脈を広げたいからバイトをしている。
例:夏休みにはいろんなリゾート地のバイトにチャレンジしている。
つまり、機会は自らの意思で作り出すものなのです。アルバイト一つにしても、ただ学校や自宅に近いからなどの身近な理由で選んでいては、新しい機会は得られません。クラブ活動でも、ゼミでも同じです。
「ただ参加する」のと、
「機会を生み出すために、意思を持って参加する」とでは、
雲泥の差があるのです。
さて、機会を得るのに最もオススメの活動が、「何を得た」と堂々と話せて、社会で働く「感覚」さえもつかめる、インターンシップなのです。
インターンシップとは、学生が会社や団体組織などで実習・研修的な就業体験をする制度のこと。普通のアルバイトと違う点は、インターンシップは「お金を稼ぎに行く」のではなく、「〇〇を体験してくる」という目的を持つところです。つまり、インターンシップは、みなさんがその仕事を、もしくは会社・業界を理解するための「体験」を目的にした「特別なアルバイト」なのです。場合によっては、普通のアルバイトでは触れることができない機密事項の多いビジネスの最前線で働くことも出来ます。
よって、インターンシップは「無報酬」もしくは「安価な報酬」が多くなります。「タダ働きは嫌だ」と思うかもしれないけど、会社がわざわざ「学生の体験のために」特別に設定してくれているわけなので、考えてみればインターンシップは「無料の体験学習」みたいなもの。高い講習料を払わなくていい分、お得なのです。
せっかくわざわざ、会社が「機会」を用意してくれているのです。短期間のものが多くお手軽ですから、ぜひ参加しよう。きっと自己分析のきっかけになるよ。
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