当然解答は「会話できます!」です。でもこればっかりは自己PRや志望動機のように作っていくものではありません。実際に面接で「会話=コミュニケーション」していることを見せるだけの話です。
さて、「会話できるの?」質問例と翻訳です。
- 「緊張していますか?」
- 「今日は蒸し暑いね」
- 「昨日W杯サッカー、熱中したよね」
- 「今日は電車混んでなかった?」
- 「ランチ何食べた?」
- 「その服似合うね」
翻訳すれば「さあ、会話しましょう!普段通りのあなたを見せてください」ということです。ここで「はい」「いいえ」だけでは、会話が続きません。会話を続かせることを考えてください。普段あなたが友達や恋人、家族としていることですよ。
- 弊社には向いていないようですね。他社を検討してはいかがですか?
(さて、どう切り返すかな?本当に入りたいのかな?) - そんなことも知らないのですか?
(さて、どう切り返すかな?本当に入りたいのかな?) - 当社は第何希望ですか?(内定出したら来るの?)
- デートの約束があるとき、残業を命じられたらどうしますか?
(さて、どう切り返すかな?とにかく会話をしよう)
これはすべて「会話をしようよ」という面接官の投げかけであって正解なんてありません。会話が続けばいい。また、決して圧迫面接ではありません。面接官はいじめるのが仕事ではない。投資に値するかを吟味しているだけなんです。
- 何か聞きたいことはありますか?(君に最後のチャンスを与えよう)
- 何か言い残したことはありますか?(君に最後のチャンスを与えよう)
これは最後に必ず聞かれる質問。「ここで話さないなら、絶対採用はしない」という質問です。例えばあなたが家電販売店に行って、店員に「このテレビは他の商品より何が優れているの?」など聞いたのに、店員が「別にありません」と答えたら、腹が立ちませんか?ちゃんと仕事をしろと思いませんか?
分かっていただいたでしょうか。面接はこの3つ質問しか聞かれません。質問自体より「質問の意図」を考えましょう。面接官の「心」を推し量りましょう。「質問の意図なんてわかんない!」「面接官の心なんてわかるわけない」なんて言わないで。だって、この3つしかないんだから。
少しは面接が楽になったでしょ?