面接官はなぜ面接するの?
さて、採用が決まりました。でも話はこれで終りません。まずあなたはリクルートに『fromA』の広告費を払わなければなりません。アルバイトですから当然Cさんに時給と交通費を払わなければなりません。仕事を教える手間も、制服や名札を提供するコストもかかります。それらを全部ひっくるめて、一人あたり月に30万円かかるかな。よって利益を30万円以上増やさないと赤字になります。ちょうど30万円の利益ならプラスマイナスゼロでボランティアになってしますので、利益目標を60万円としましょう。
● 利益目標60万円
仮に利益率を30%だとすると・・・
● 利益目標60万円÷30%=売上目標200万円
商品単価が3,000円だとしよう。すると・・・
● 売上目標200万円÷商品単価3000円=販売目標数667着
というわけで、アルバイト一人雇うのに、667着たくさん売らなければならないのです。Cさんは週5日出勤。実働8時間だとすると、1ヶ月の労働時間は約160時間。すると・・・
● 販売目標数667着÷労働時間160時間=1時間あたりの販売目標数4.2着
というわけで、アルバイト一人入社したら1時間あたり5着は多く売れないと、店長は困るわけです。当然、1時間あたり5着多く売ってくれそうな人を採用したいのです。
わかってもらえましたか?
会社は「利益を増やすため」にみなさんを採用します。よって当然「利益を増やしてくれそうな人」だけを採用するのです。会社はボランティアで採用なんかしません。
というわけで、面接官は、あなたに投資する価値があるかを探るために、面接を行うのです。