会社はなぜ人を採用するの?
そもそも、面接官はなぜ面接するのだろう?
この謎を解く前に、なぜ会社は人を採用するのか一緒に考えてみましょう。
答えを先に述べます。「利益を増やすため」です。
例えば、あなたがカジュアルウエアショップの店長だとしましょう。
立地が良く、宣伝もうまくいって、お客様がたくさん来ました。今のアルバイトではお客様をさばき切れません。そこで、『fromA』に求人広告を載せることにしました。時給は900円です。募集職種は「販売・接客・レジ・補正・商品整理」です。そしてそれを読んだ3人のアルバイト志望の面接をすることになりました。
Aさんは「お店が明るくなる接客をします!」と言いました。
Bさんは「将来仕入れ担当をしたいです!」と言いました。
Cさんは「GAPで2年間レジ打ち経験あります!」と言いました。
あなたはどの人を採用しますか?
まあ、極端に話し方や礼儀、服装などに問題が無ければ、Cさんを採用したくなるのが店長の気持ちだと思う。今たくさんお客様が来ていて、レジに渋滞が起きている。あのレジが少しでもスムースに流れれば売上ももっと上がるはず。今のニーズにCさんはぴったりなのです。それに対し、Aさんはあまりに抽象的、Bさんはまだ実力も無いのに先の話をしている。つまり、Cさんだけが利益を確実に増やせる人材なのです。