大学生の就職活動/就職活動の準備

社会人は「なぜ働くの?」の疑問に答える(3ページ目)

ただ漠然と就職活動しても、きっとうまく行かないし、もし内定が取れても入社してから違和感を感じてしまう。働く理由が無いなら、無理に働く必要は無い。なぜ働くのか?を真剣に考えてみよう。

執筆者:見舘 好隆

働く理由を収入以外に持てばいい!

この矛盾をクリアにする良い方法はだだ1つ。「働くこと自体」に「働く理由」を持つことだと思います。つまり、アンケートの結果のもう1つの働く理由「スキルを身に付ける」ことを、強く意識するのです。
    • 仕事を通して技術・技能を習得する
      (これを「スキル」と呼びます)
    • 仕事で出会う人が大切な人脈になる
      働くこと自体が貴重な経験になる
      (これを私は「ストック」と呼んでいます。スキルの一種です)
こうなれば、お金で時間を買い戻すことにはなりません。投資した時間で「大切なものを買う」ことになるのです。

私は、実はこの「スキル&ストック」の考え方を得たのは、恥ずかしながらごく最近です。それまではただがむしゃらに働いてきました。

目の前の仕事の納期を気にしながら、上司の目を気にしながら、目標数値を気にしながら働くのは結構辛いものです。仕事は辛いからお金がもらえると納得していました。

でもあるきっかけで、「仕事で学んだ社会常識やマナーはもちろん、交渉やプレゼンテーション、営業、企画の能力は、全て自分の「スキル」と考えればいいんだ!出会った人、うまく行った仕事、失敗した仕事は、全てを自分の「ストック」と考えればいいんだ!」と気付いた時、急に視界は広く、晴れ渡りました。

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難しい話だったかな?でも安心してください。最初から「働く理由」を見出せる人のほうが少ないです。何となくでもいい。ベクトルが見出せればラッキー。そこまでも至らない、考えられない人は、とりあえず会社説明会や面接を受けまくればいい。
    • 何となくみんなが就職活動しているから、とりあえずやろう
       
    • なぜ働くのかの答えに近づきたいから、とりあえずやろう
この2つには雲泥の差があります。前者はきっとずっとわからないままです。後者はきっと心の琴線に触れる日が来ます。「働くこと自体」に「働く理由」が見つかる日を、目指してみましょう。

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