大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

君が志望する会社は何社?(3ページ目)

就職活動に失敗するパターンは、「たった数社しか受験しない」こと。量を受験しなければ、本当にその会社がベストかどうか判断できないし、他社との比較研究もできないことを知ろう。

執筆者:見舘 好隆

数を受験することで、得られる力とは?

なぜ30社受けるのか?

もちろん、「たくさんの会社を候補に上げて絞り込むからこそ、あなたにとって最良に会社に出会える」からですが、もう一つ意味があります。

それは「回数をこなさなければ、面接に慣れることは出来ない」からです。

例えば初めての面接。通ったしても、落ちたとしても、「なぜ通ったか?」「なせ落ちたか?」わからないよね。わからないまま進めば、いつか落ちてしまう。何度も落ちて落ちて初めて「なぜ落ちたか?」がわかってくる。落ちた理由がわかれば、次の面接までにそれを直せばいい。その積み重ねの結果が「内定」なのです。

それでにどうせなら、「常に選ぶ立場でいたい」よね。「落ちたから探す」ばかり繰り返していたら、いつまでも「選ぶ立場」に立てないよ。そのためにも今のうちに受験する会社をたくさん用意しておけば、本番になってから焦らないで済むし、スケジュールも組みやすくなります。

そしてもうひとつ大切なことは、「入社したい会社ランキングは日々変わること」です。最初はA社が第一志望でも、面接を重ねると同時にその会社の社員と接するわけですから、途中で惚れ込む会社もあれば、逆に嫌いになる会社もあります。惚れ込む場合はまだましですが、熱が冷めてしまったとたんに、他の入りたい会社のエントリー受付が終わっていたら悲惨じゃないですか。やはり「心変わり」も想定して複数常にリスクヘッジしておくのが、賢明なのです。

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新卒として受験する機会は、通常一度しかありません。後から気がついても、もう遅いのです。

「受けてみたい会社」をたくさん探す。

会社研究や実際受験しながら比較検討し「入りたい会社」へと絞り込む。

「本当に入りたい会社」を選び出すのです。


つまり、「入りたい会社」全ての内定を取ってから選んでもいいのです。最初から切り捨てる必要は全くありません。私の経験上、内定は連鎖します。一つ内定が取れると自信が出て、面接もあがらず「自分を出す」ことができるのです。甲乙決めがたい会社の内定を複数とって、期限ギリギリまで悩んで意志決定する。「そんな贅沢な…」と思う人もいるかもしれないけど、目指して欲しい姿勢です。


とにかく今は、自分の知らないもっとたくさんの会社があることを頭に入れて、自分がまだ知らない、魅力ある会社と出会う機会をたくさん持ってください。

会社は星の数ほどあるのですから。
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