大学生の就職活動/大学生の就職活動関連情報

就職活動を終える決意についての考察(4ページ目)

新卒採用における就職活動は、人生で唯一の機会。たくさんの企業の事業や仕事を知るチャンスだ。このチャンスを最大限楽しんで欲しい。就職活動を終えるのは、自分にも他人にも胸を張って説明できる時だけだ。

執筆者:見舘 好隆

残りの大学生活に賭けるモノが無いのか考える!

旅立ち
卒論などを除けば、卒業までの時間は、若い頃における人生最長のフリータイムだ。それを就職活動以上に活かせるアクションがあるのなら、それを選ぶ道もアリだ。
最後の視点が、就職活動を終えることで着手できる、今の自分がさらに輝く課題があるのか?という視点だ。例えば今のところ中途半端になっている卒業研究に全てを投じたい、就職するとなかなか実現しがたいコト(ボランティアや語学留学、長期の一人旅、海外インターンシップなど)に挑みたいなどだ。

もちろん、今の内定先がベストかどうかわからないのに、辞めていいのかという不安もある。しかし、前述した「内定先をとことん味わってみる!」 「他に魅力的な企業が無いのか調べ尽くす!」を自分が納得できるまで挑んだのであれば、あとは「悩んでいてもしょうがない。結局は働いてみないとわからないじゃないか!」という、ある程度の見切りはあっていいと思う。就職活動を終えることで、他に時間を投じ、自らに得るものがあるのだから。

良くないのは、ただラクをしたいから、疲れたから、就職活動を終えたいというキモチだ。それでは折角残った学生生活を、ただ浪費してしまうだろう。なぜなら、就職活動自体が自らを成長させる有意義なアクションだからだ。例えば、今まで知らなかった企業を知ること、今まで出会ったことが無い人の話を聞くことなど、たくさん得るものがある。授業や卒論、留学など、現状特に他にやりたいことが無い限り、中途半端に就職活動を終えるべきではないと私は思う。

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新卒採用における就職活動は、通常、人生で唯一の機会。たくさんの企業がコストを掛けて自らの事業や仕事内容を宣伝してくれるチャンスだ。できるならば、その機会を楽しんで欲しい。その機会を通じて自らを成長させて欲しいと思う。「辛い」「しんどい」と思うことこそ、自らが成長している証拠だ。今年はある意味採用バブル。まだまだ企業は門出を開いている。安易に、手を打つなんて勿体無い。

就職活動を終えるのは、自分にも他人にも胸を張って説明できる時だけなのだ。
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