彼女は、記事「機会によって自らを変えよ!」でも書きました、
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
を見事に実践した例と思います。全くの偶然で幸運は訪れない。偶然が生まれる環境を計画的に努力して手に入れたのです。
彼女が「仕掛けた」、偶然が生まれる環境作りは以下です。
- 彼女は大学時代で学んだことをベースに、普通の旅行会社ではなく、南米専門の旅行会社に勤めた。
- ペルーの旅行会社の役員が来るということで、2次会まで意識的に参加して、自分を売り込んだ。
- 社長が取引先旅行会社に社員を出向させるという、通常ありえないことを了承したのは、彼女の日々の勤務態度が良好だったことが伺える。
- 赴任時のアドバイスを遂行し、人脈の維持のノウハウを学んだ。
- ペルーの旅行会社でも「誰の前に出ても平気な人間になる」こと目標としている。
彼女のペルー赴任は、以上の努力なしに、彼女にとって価値のあるものにならなかったでしょう。
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就職活動でも「計画された偶然」を演出することはできる。
- 普通は行かない、他業界の会社説明会に行ってみる。
- セミナーで隣に座った学生をお茶に誘う。
- バイト先の先輩に「オススメの会社ありませんか?」と聞いてみる。
- ゼミの教授に「今でも交流がある先輩いませんか?」と聞いてみる。
- セミナーでわざと一番前に座って、手を上げて質問してみる。
- いつもなら断る友達からのお願いを、ぐっとこらえて聞いてみる。
- 人事に「なぜ落ちたのでしょうか?」と電話で聞いてみる。
以上のような些細なことでも行動すれば、
行動しなければ得られない機会を得ることができる。
ずっと井の中の蛙でいたいのなら、強要はしない。
でも、成長しなければ、内定は取れないよ。
自分の殻を破って成長したいのなら、
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
この言葉を肝に、就職活動をしてください!
※この言葉はリクルートの創業者、江副浩正さんの言葉です。今でも、この言葉を大切にしているリクルート社員は多い。
※同じ意味の言葉
「“内”よりも“外”に生きよう。そうすることで新しい、未知の、私にふさわしくない力が得られるかもしれない。」(開高健『開高健全集22』「頁の背後」より)
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